東京海上日動、洋上風力発電向けパッケージ保険を開発
東京海上日動は、国内の洋上風力発電事業者向けに、洋上風力発電設備の工事中や操業中のリスクを包括的に補償する「洋上風力発電向けパッケージ保険」を開発した。
○商品概要
国内の洋上風力発電事業者向けに、洋上風力発電設備の建設・工事期間中だけでなく、操業開始後も一定期間保険の提供を行うことで、お客様に切れ目のない補償を提供する「洋上風力発電向けパッケージ保険」を開発し、4月から提供する。
<本商品の特長>
・発電設備の「工事中」から「操業後」まで切れ目のない補償を提供
「海上に設置される」という洋上風力発電施設の特徴から、従来の「船舶保険」をベースに設備の操業中の損害をカバーするだけでなく、発電設備の工事中に生じた損害や、それによって工事が遅延し、完成が遅れたことによる損害等を包括的に補償する。
・発電事業者を取り巻く関係者等も包括的に補償
発電事業者だけでなく、事業関係者(タービンメーカー、プロジェクトの建設請負会社、他工事関係者等)も包括的に補償する保険を提供する。
・発電設備特有のリスクもカバー
設備修理時の傭船料(修繕に使用する船舶の手配料)支出や、設備が全損となった場合の撤去費用など、洋上風力設備特有の事故も補償する。また台風、地震、津波といった自然災害リスクには、同社独自の計算モデルにより、予想される最大の損害額を算出し、適切な補償額を提供する。