SOMPOホールディングス、「こどもスマホ保険」を提供を開始
SOMPOホールディングスのグループ会社であるMysurance株式会社(以下「Mysurance」)と、静岡大学は、スマートフォン(以下「スマホ」)を持つ児童の保護者向けに、親子で学べる対話型のリーフレット教材を共同開発した。あわせて、万が一のトラブルに備える「こどもスマホ保険」をMysuranceが開発し、2月20日から提供を開始する。
1.背景・目的
進学や進級をきっかけ子どもにスマホをプレゼントするなど、子どものスマホ所有率は年々高くなっている。Mysuranceは、保護者が子どもに安心してスマホを持たせるためには子どものリテラシーの向上が必要と考え、2019年9月から、教材提供など学校での情報モラル教育で多数の実績を持つ、静岡大学教育学部塩田研究室との産学連携共同研究に取り組んできた。
2.取組概要
静岡大学による学校や教育委員会へのヒアリングにより、防犯・防災の観点などから、学校現場では児童がスマホを学校に持ち込むことを許容するケースが増えているものの、インターネットを介して多くの人とつながることで発生するトラブルなどに対して、保護者が大きな不安を抱いていることが分かった。そうした保護者や学校現場に向けて、静岡大学とMysuranceは、子どものスマホ利用教育に活用できるよう、スマホ利用に関する指差しチェックリストや、学校でのスマホトラブル事例、利用上のマナーなどを親子で対話しながら、安心・安全な使い方と家庭のルールを学べるリーフレット教材を共同開発した。このリーフレット教材は、小中学校の入学説明会や保護者会などを通じて配布し、家庭に持ち帰って活用することを想定している。なお、今回の共同研究に際しては、中部電力株式会社へ協力を要請し、同社が運営する「きずなネット」を経由して学校や保護者が必要とする情報やサービスニーズの検証を行うこととした。
あわせてMysuranceでは、万が一の子どものスマホの破損・故障の補償に加え、SNSいじめや課金トラブルなど、保護者が不安を抱いている子どものスマホトラブルに対して、弁護士の法律相談を無料で受け付けるサービスを付帯した「こどもスマホ保険」の提供も開始する。
<こどもスマホ保険商品概要>
保険契約者:保護者
対象スマホ:18歳以下の子どもが使用しているスマートフォン
補償内容:スマホの破損、故障、水没、盗難・紛失、消滅したデータの復旧費用
無料サービス:弁護士によるスマホトラブル法律相談
<弁護士への法律相談例>
例1:ソーシャルゲームで無料だと思っていたが、高額請求されてしまった場合の相談
例2:SNSで悪口を書かれてしまった場合に名誉棄損の訴えなどを検討するための相談
例3:SNSなどで自分の写真を勝手に拡散された/他人の写真を勝手に拡散してしまった場合の相談
■商品内容はこちら:https://www.mysurance.co.jp/service/
<きずなネットについて>
きずなネットは、家族のくらしを守る「安心」アプリとして、「学校連絡網」と「地域情報(防災情報、お天気情報、地震・津波情報、防犯情報、不審者情報、停電情報)」の通知を行うサービスで、中部電力株式会社が運営している。このうち、「学校連絡網」は、2020年2月現在、1,600校、85万人以上が利用している。
きずなネット公式サイト:https://kizuna.chuden.jp/
3.今後について
静岡大学とMysuranceは、今後保護者や学校・教育関係者を対象とした「お子さまのスマホリテラシー向上講座(仮称)」の開催を予定している。このような取組みを通じて、社会課題のひとつである子どものスマホ利用にまつわる様々なトラブルを減少させるべく積極的に取り組んでいく。