東京海上日動と東京海上日動システムズ、2019年度IT賞「最優秀賞」の受賞
東京海上日動と東京海上日動システムズ株式会社(以下2社を「同社グループ」とする)は、公益社団法人企業情報化協会(以下「IT協会」)主催の2019年度(第37回)IT賞において、「DXを実現する次世代フレームワークの構築」をテーマに応募し、「最優秀賞」を受賞した。
1.IT賞について
我が国の産業界において、「ITを活用した経営革新」を行い、優れた成果を上げたと認められる企業・団体に対し、IT協会から授与される表彰制度である。
昭和58年の第1回より今回で37年目の開催となる。
【参考】IT協会WEBサイトhttps://www.jiit.or.jp/im/award.html
2.同社グループの具体的な取り組み
同社グループは、「インフラ」「データ」「組織・プロセス」の3つの戦略を密接に連携させ、DX(デジタルトランスフォーメーション※)を着実に推進する次世代フレームワークを構築した。
「インフラ」「データ」に関する中長期の戦略を定め、既存システムを変革し続けていくとともに、数多く生まれる新たなデジタル技術・アイデアを早期に評価し、具体的なビジネスとして確実に実現していくための全社的な「組織・プロセス」の構築を進めている。更に、これらの取り組みを支えるためのデジタル・法務・セキュリティ等の専門人材の育成・確保についても合わせて進めている。
この取り組みを進めることにより、同社が持つ多種多様なデータや販売チャネルと、同社と協業している企業や新たに協業するスタートアップ企業が持つ強みとを掛け合わせ、革新的な商品・サービスを提供していくことが可能となる。具体的には、顧客が LINE上で確定拠出年金の各種情報を確認できるアプリや、訪日外国人旅行者向けの総合サポートサービスを開発する等、短期間で数多くの開発を行い、お客様に提供することができている。
これらの先進的なフレームワークが、DXに取り組む他の多くの会社の一助になるものとして、評価をえたものと考えている。これからも、こうしたフレームワークを活用しながら、より良い商品・サービスの提供を目指していく。
※DX(デジタルトランスフォーメーション)…デジタル技術の活用によって企業のビジネスを変革し、デジタル時代にも勝ち残れるように自社の競争力を高めていくこと(出典:独立行政法人情報処理推進機構)。