MS&ADホールディングス、三井住友海上における海外事業の組織再編に伴う2020年3月期第2四半期決算において特別損失を計上
MS&ADホールディングスは、2019年11月19日開催の取締役会において、同社の子会社である三井住友海上における海外事業の組織再編を決議した。また、この再編に伴って2020年3月期第2四半期決算において特別損失を計上した。なお、本組織再編については、関係当局の認可等を前提としている。
■再編の目的
三井住友海上は、2006年4月に地域持株会社体制を導入し、アジア、欧州、米州の地域持株会社に一定の権限を委譲して、各地域の市場特性に応じた事業を展開してきた。これにより、各地域におけるプレゼンスの向上とともに事業規模を大きく拡大した。※1
※1 正味収入保険料の推移(三井住友海上傘下の海外保険子会社):2005年度1,312億円→2018年度6,504億円
一方で、グローバルな保険会社の買収やデジタライゼーションの進展など、海外事業を取り巻く急速な環境変化に対応していくためには、グループ各社が有するスキルやネットワークを地域横断で一層活用していく、あるいは意思決定のスピードを高めて迅速な事業運営を行っていく必要があるなど、現在の組織体制に係る課題も見えてきた。
こうした課題を解決し、海外事業の成長とより一層のガバナンスの強化を実現するために、今般組織再編を行うことにしたものである。この再編を通じて、世界中のお客さまの生活や事業活動をサポートする商品・サービス提供を更に強化することで、海外事業の持続的な成長を目指していく。
【詳細:https://www.ms-ad-hd.com/ja/news/irnews/auto_20191118428407/pdfFile.pdf】