損保ジャパン日本興亜、【業界初】食品ロス削減に寄与する費用保険の販売開始
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損保ジャパン日本興亜は、貨物・運送保険の分野において、日本初のフードバンクであるセカンドハーベスト・ジャパンと連携し、まだ食べられるにもかかわらず、様々な理由で市場価値を失った食品をフードバンクに寄贈することにより、食品ロスの削減に寄与する新たな仕組みを構築し、寄贈にかかる費用を補償する保険の販売を開始した。
1.背景・経緯
食品輸送中の事故により、食品そのものは全く被害を被っていないにもかかわらず様々な理由で市場価値がないと判断された食品が多く存在している。一方で、食品ロス削減は、SDGsの持続可能な開発目標の一つとして、食品業界が抱える大きな課題となっている。損保ジャパン日本興亜は、本業を通じて食品ロス削減に貢献できる仕組みを検討するなかで、このたび、フードバンクとして多数の実績を有するセカンドハーベスト・ジャパンと連携することで、食品事業者が抱える課題解決に寄与できる仕組みを構築し、新たな保険商品の販売に至った。
2.概要
食品輸送中の事故により市場価値がなくなったと判断された食品をフードバンクのセカンドハーベスト・ジャパンへ寄贈し、寄贈にかかる費用を保険金で補償する商品(以下、本商品)を開発した。
なお、本商品は貨物保険および運送保険の特約として食品事業者向けに11月から販売開始している。セカンドハーベスト・ジャパンに寄贈した食品は、生活困窮家庭等に提供することで、生活支援に役立てる。
3.セカンドハーベスト・ジャパンについて
セカンドハーベスト・ジャパン(CEO マクジルトン・チャールズ、http://2hj.org/)は、2002年に日本で最初に法人化したフードバンクとして、多くの企業から寄贈される食品を、ボランティアの協力を得て、生活困窮家庭、児童養護施設、障がい者施設等へ無償で提供している。2015年度には、農林水産省からフードバンク運営マニュアル普及事業を受諾し、2018年4月には、東京都から認定特定非営利活動法人(認定NPO法人)として認定を受けている。また、食品衛生管理のノウハウを有しており、現在、累計で1,700以上の大手食品関連企業と連携している団体である。
4.今後の取組み
損保ジャパン日本興亜は、セカンドハーベスト・ジャパンとの連携による本商品の普及を通じて食品ロス削減を支援するとともに、食品廃棄につながる保険事故を減らすためのロスプリベンション(損害防止)サービスの提供を通じた食品ロス削減にも積極的に取り組んでいく。