三井住友海上、AIを活用した自動車保険見積書作成支援アプリの開発について
三井住友海上は、AIを活用した自動車保険見積書作成支援アプリを開発した。
本アプリは、スマートフォン等のカメラで撮影した自動車保険証券の画像をAIが自動で読み取る機能を搭載。従来、見積書の作成には数十項目の手入力が必要だったが、本アプリにより、必要なテキストデータを自動で抽出し、簡単かつスピーディな作成が可能となる。お客さまを待たることなく保険を提案できるほか、代理店の見積書作成にかかるロードを軽減する。
1.本アプリの概要
同社代理店が、スマートフォン専用アプリでお客さまの保険証券を撮影し画像データを専用サーバに送信すると、AIが見積書作成に必要なテキストデータを抽出する。代理店は抽出されたデータをパソコンで確認し、見積書作成システムに転送するだけで簡単かつスピーディに見積書の作成が可能となる。 また、AIを活用しているため、撮影を行うほど識字率が高まる。
なお、本アプリは、MS&ADシステムズ株式会社(社長:柳瀬俊也)のプロジェクト管理のもと、Arithmer株式会社(社長:大田佳宏)と共同で開発している。
2.期待される効果
本アプリにより、お客さまからの自動車保険証券の提示から見積書の提案まで約70%の時間短縮が見込まれるため、お客さまの待ち時間が大幅に削減される。
3.今後について
AIの機械学習を通じて読み取り精度が高まるため、撮影を行うほどにお客さまの待ち時間の短縮と代理店の見積書作成にかかるロード軽減につながる。