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三井住友海上、「サステナブル・シーフード」を社員食堂へ導入

三井住友海上は、10月から、駿河台ビルと駿河台新館の社員食堂において、MSC認証およびASC認証※1を取得したサステナブル・シーフード※2(持続可能な水産物)を導入する。毎月「サステナブル・シーフードデー」を設け、社員食堂利用者にサステナブル・シーフードを使ったメニューを提供する。
同社グループは、2030年に目指す社会像を「レジリエントでサステナブルな社会」と定め、国連が2015年に策定したSDGs(持続可能な開発目標)を道標(みちしるべ)として、企業活動を通じた社会との共通価値の創造に取り組んでいる。認証された食材を導入することで、持続可能な水産資源の調達を支援し、同社グループが定めた重点課題の一つである「自然資本の持続可能性向上」の実現に向けて貢献していく。
※1 MSC認証とは、海洋管理協議会(Marine Stewardship Council)が、厳正な環境規格に適合した漁業で獲られた水産物であることを認めた証である。ASC認証とは、水産養殖管理協議会(Aquaculture Stewardship Council)が、環境に大きな負担をかけず、労働者と地域社会にも配慮した責任ある養殖水産物であることを認めた証である。
※2 サステナブル・シーフードとは、持続可能な生産(漁獲・養殖)に加え、加工・流通・販売過程における管理やトレーサビリティの確保について認証を取得しているシーフードである。
1.取組の概要
駿河台ビルと駿河台新館の社員食堂において、毎月「サステナブル・シーフードデー」を設け、サステナブル・シーフードを使ったメニューの提供を開始。メニューの提供を通じて、社員にMSC認証やASC認証を取得する生産者の支援につながる情報提供を行うことで、持続可能な水産資源の利活用の重要性や水産資源が直面している問題の理解促進につなげる。また、社員がサステナブル・シーフードを「選び」「食する」ことで、同社のサステナビリティ取組を実感するとともに、自ら消費行動を変革することで、持続可能な社会の実現にも貢献していく。
2.取組開始の背景
同社は、廃プラスチックによる海洋汚染や漂着ゴミの増加といった社会的課題に向き合い、2018年8月よりプラスチック製ストロー・カップを廃止し、紙製ストロー・カップを導入した。
第2弾として新たに「サステナブル・シーフード」を導入することで、身近な「食」を通じて、社員の意識改革を促し、同社グループのサステナビリティ取組の実践につなげていきく。今後も「食」をテーマにした取り組みを行っていく予定である。

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