MS&ADホールディングス、三井住友海上火災、ミャンマー大手民間損害保険会社IKBZInsurance社へ出資
三井住友海上火災、は、ミャンマーの大手民間損害保険会社であるIKBZInsurance社(以下「IKBZ社」)への出資・合弁会社設立に関する申請書を現地当局に提出し、7月31日付で当局審査を通過したことを発表した。
今後は現地当局からの指示に基づき必要な手続きを行い、10月中に最終認可を得る予定である。
三井住友海上は、今後もお客さまへ良質なサービスを提供するとともに、成長著しいアジア地域における事業基盤を強化し、海外事業の持続的な発展を目指す。
1.出資の概要(当局の最終認可取得を前提とする)
(1)出資先:IKBZ Insurance Company Limited
(2)出資割合:10%
(3)出資時期:2019年10月(予定)
2.出資の背景と目的
・ミャンマーは、人口増やインフラ投資増による高い経済成長と、それに伴う同国損害保険市場の成長と拡大が長期にわたって期待出来るマーケットである。同社はミャンマーにおいて、1995年10月のヤンゴン事務所開設、2015年5月のティラワ経済特区 元受免許取得により、日系企業の皆さまへの保険商品・サービスの提供を行ってきた。
・保険分野の外資開放政策に基づき、初めて民間保険会社への出資が可能となったことから、同国に進出する日系企業のお客さま対応の観点に加え、大きな成長が期待されるミャンマーのローカル保険市場にいち早く参入するため、IKBZ社への出資を決定した。IKBZ社の有する民間損保最大の事業基盤と、同社がアジア各国で長年にわたり培ったノウハウを融合させることにより、日系企業への安定的なサービス提供、および同国損害保険市場の発展に貢献して行く。
3.IKBZ社の概要
名称 IKBZ Insurance Company Limited
事業内容 損害保険事業
特徴 銀行、航空、ホテル業などを営む、ミャンマー最大級の企業グループ、カンボーザグループの保険会社であり、国内で圧倒的な拠点網を有する。
設立年 2012年9月
拠点※1 本社:ヤンゴン、支店数:19
従業員数※1 約640人
グロス保険料※1,2 約212億チャット(約14.8億円)
※1:2019年3月末現在、※2:1チャット=0.07円による換算値