新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

東京海上日動、NTT Comが中堅中小企業向けに販売する「セキュリティサポートデスク」サービスにサイバーリスク保険を提供

東京海上日動では、NTTコミュニケーションズ(以下NTT Com)が中堅中小企業向けに7月29日から販売する「セキュリティサポートデスク」サービス(以下本サービス)にサイバーリスク保険を提供する。
本サービスは、対象となるNTT Comのセキュリティサービス(エンドポイントセキュリティやvUTMなど)を利用しているお客さま向けに、セキュリティの専門家がサポートするヘルプデスク機能と、サイバー攻撃に対応する保険などをパッケージにしたサービス。最先端のAI技術も活用し、平常時からインシデント発生時、事後対応に至るまで、トータルでセキュリティ対策をサポートする。
なお、本サービスはNTT Comと東京海上日動が4月に締結したサイバーセキュリティ事業における提携に基づいた、第一弾のサービス。
●背景
近年、企業が保有するデータを狙ったマルウェアや標的型攻撃などのサイバー攻撃は、巧妙かつ高度化している。また、大企業だけではなく、サプライチェーンを構成する企業も標的とされており、企業規模に関わらずセキュリティ対策が必須となっている。
経済産業省が策定した「サイバーセキュリティ経営ガイドラインVer2.0」には「自組織での対応が困難な項目については、外部委託によって実施することも検討」と示されており、社内にCSIRTのようなセキュリティ専門チームや担当者が不在の企業では、社外のリソースも活用して対策することが必要となる。
NTT Comは、このような状況を踏まえ、セキュリティ関連の対応を手軽にアウトソースできる新たなサービスとして、「セキュリティサポートデスク」を提供する。
●概要
本サービスでは、平常時におけるセキュリティ関連の相談受け付け、およびインシデント発生時における対処方法の支援などを、年中無休で、セキュリティの専門家が実施する。さらに、万一のインシデントが発生した場合に補償を受けることができるサイバーリスク保険をセットで提供する。
また、AIを活用した分析の自動化などにより、月額8万円からの低廉な価格で利用できる。
さらに、オプションで、セキュリティ設定代行やログの相関分析・月次レポートを提供することも可能。
●特長
(1)万一に備えたサイバーリスク保険をセットにした画期的なパッケージ
東京海上日動のサイバーリスク保険をパッケージで提供。サイバー攻撃による不正アクセスなどの恐れがある場合、サイバー攻撃を受けているどうかの実態調査や攻撃履歴ログ解析(フォレンジック)により必要となる費用に加え、弁護士やコンサル会社に相談する際の費用を最大で1,000万円補償する。
また、サイバー攻撃を受けて万一情報漏えい事故が起こってしまった場合には、損害賠償金を最大で2,000万円補償する。
(2)AIを活用した高精度な脅威検出
(3)セキュリティ専門家がサポートするヘルプデスクやオンラインコミュニティを利用可能
●各社の役割
NTT Com:本サービスの提供、販売
東京海上日動:サイバーリスク保険の提供
●提供開始日
2019年7月29日

関連記事(保険業界ニュース)

損保

損保ジャパン子会社Mysurance、【日本初】新車購入者と販売店の相互扶助による新保険制度「愛車PROTECTトヨタのミニ車両保険」を全国展開

損保

ペット&ファミリー損保、ペット保険「げんきナンバーわんスリム」を商品改定

損保

あいおいニッセイ同和損保、気象災害に関わる課題解決を目指し降雹アラートサービスを6月から無償提供開始

生保

太陽生命、介護就業不能収入保障保険「働けなくなったときの保険」を5月から販売

損保

三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、ライドシェア事業向けの自動車保険を販売開始

損保

損保ジャパン、「デバンカー保険」の販売を開始

損保

損保ジャパン、将来の親の介護に備える保険「『マネーフォワードケア』はやめにそなえる介護+傷害補償」への商品提供を開始

損保

アニコム、シミックとペットに関する情報の一元管理等に向け基本合意書を締結

損保

三井住友海上、冷凍機遠隔監視サービス「D-FAMS」専用保険の販売開始

損保

東京海上日動、宇宙旅行を支援する取り組みを開始

関連商品