SOMPOホールディングス、イスラエル発モビリティコミュニティ「エコモーション」へ参画
SOMPOホールディングスのデジタル戦略拠点である、SOMPO Digital Lab Tel Aviv(CEO:Yinnon Dolev、以下「Digital Lab Tel Aviv」)は、イスラエルのモビリティ業界で最大のコミュニティである「EcoMotion」(Executive Director:Orlie Sol Dahan、以下「エコモーション」)のゴールドパートナーとなり、第7回目となるエコモーション主催イベント「EcoMotion Week 2019」※2で、日本の保険会社として初めてモビリティに関するピッチイベントを開催した。
SOMPOホールディングスは、2018年10月に東京・米国シリコンバレーに続く第三のデジタル戦略拠点として、イスラエルのテルアビブにDigital Lab Tel Avivを設立した。
Digital Lab Tel Avivは、グループのデジタルトランスフォーメーションを加速すべく、主にモビリティ、デジタルヘルス、サイバーセキュリティ、インシュアテック等の領域において、スタートアップ企業との協業の検討や実証実験を行っている。
このほど、Digital Lab Tel Avivは、グループのお客さまへモビリティを通じた体験価値の向上を目的として、イスラエルのモビリティ業界で最大のコミュニティであるエコモーションのゴールドパートナーとなった。今後、エコモーションを通じて、スタートアップの最先端技術を使った価値ある創造に挑戦していく。
○ピッチイベントの内容
Digital Lab Tel Avivは、モビリティチャレンジコンペティション「SOMPO Challenge Competition」を開催。
テーマは昨今、日本で問題となる「高齢者の運転事故削減」とし、イスラエルスタートアップが持つ独自の技術を使い、解決していくというピッチイベント。
2019年3月末からエコモーションと共同で参加者を募り、50社の応募の中から厳正なる審査の結果、5社のファイナリストを決定した。
6月10日(月)にテルアビブにて最終ピッチを行い、ファイナリスト5社から優勝1社と特別賞1社が選ばれた。
優勝したスタートアップはContinUse Biometrics(CEO: Asher Polani、以下「コンティニューズ」)で、身体及び認知力の低下を非接触型センサーでセンシングする技術を持つ企業。特別賞はMobileye(Director APAC & Africa: Nimrod Dor、以下「モービルアイ」)。コンティニューズとモービルアイは今後、Digital Lab Tel Aviv とともに PoC を開始する予定。
○優勝企業が持つ技術
コンティニューズは、非接触型リモートセンサーでバイタルデータを収集する技術を持ち、ドライバーの身体及び認知力の低下を警告するソリューションを提供する企業である。
非接触型リモートセンサーで様々な生体情報(心拍数、呼吸速度、血圧など)を測定し、クラウド上にデータを蓄積。注意力レベル(疲労や眠気など)、ストレスレベル、酒気レベル、健康状態などの運転手の安全に関わる重要情報をリアルタイムで分析し、異常を検知した時は、運転手及び医師、家族、介護者などの連絡先にアラートを送信し、高齢者の運転事故削減を目指す構想がある。
SOMPOホールディングスは、イスラエルのエコシステムコミュニティを通して、最先端のデジタル技術を積極的に活用することで、今後も「安心・安全・健康」に資する最高品質のサービスを提供していく。