損保ジャパン日本興亜、ティアフォーと資本提携契約を締結
損保ジャパン日本興亜は、自動運転分野において先進的な技術を有する株式会社ティアフォー(以下「ティアフォー」)と資本提携契約を締結した。
1.出資の背景・目的
ティアフォーは、世界初のオープンソースの自動運転ソフトウェア(OS)「Autoware(オートウェア)」※を開発し、2017年12月には、日本初となる一般公道における遠隔制御型自動運転システムの実験を実施し、レベル4(無人運転)の自動運転に成功した。また、市街地や中山間地域での近距離移動を目的とする完全自動運転の小型電気自動車(EV)を開発するなど、自動運転技術の開発と実証実験を推進している。
損保ジャパン日本興亜はこれまで、過疎地域などでの移動手段の確保や人口減少によるドライバー不足の解消といった社会的課題の解決策として期待される自動運転技術が、「安心・安全」に社会実装されるために、損害保険会社として果たすべき役割について研究を進めてきた。ティアフォーの協力のもと、2018年9月には自動運転車の事故トラブル対応サービス研究拠点「コネクテッドサポートセンター」を開設し、2019年2月には自動運転サービス実証を支えるインシュアテックソリューション「LevelIVDiscovery」の共同開発を目的とした業務提携を行った。
このたび、資本提携契約を締結し、これまでの研究を加速させるとともに、テクノロジーを駆使した新しい保険商品・サービスの開発を進め、「安心・安全な自動運転社会」の実現に貢献していく。
※「Autoware」はTheAutowareFoundation(「Autoware」の開発・普及を推進する国際業界団体)の登録商標である。
2.出資先の概要
(1)商号 株式会社ティアフォー(TierIV,Inc.)
(2)本店所在地 愛知県名古屋市
(3)URL:https://tier4.jp
(4)代表者 代表取締役社長武田一哉
(5)設立年月 2015年12月
(6)主な事業内容
・自動運転プラットフォーム開発事業
・自動運転ウェブサービス開発事業
・自動運転システム開発キット販売事業
・自動運転技術の教育事業