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三井住友海上、スマートフォン「ながら運転」防止アプリを開発

三井住友海上は、今般、企業の安全運転取組を支援するため、スマートフォン「ながら運転」防止アプリを開発し、2019年夏頃から、フリート契約者向けにサービスの提供を開始する。
本サービスは、Beacon※技術を搭載した専用の車載器端末とスマートフォンアプリの活用により、運転中の着信およびスマートフォンのアプリ操作を制限し、「ながら運転」を防止する。
また、管理者は、専用WEBサイトを通じて、従業員ごとのアプリ起動状態や急加速・急減速等の運転状況を確認することができるため、企業の安全運転取組にも活用できる。
スマートフォンの「ながら運転」に起因する事故は社会的にも関心が高く、企業がこれらの事故防止に取り組むことは、新たな企業価値の創造につながる。
三井住友海上は、今後も商品・サービスの提供を通じて、事故のない快適なモビリティ社会の実現に貢献していく。
(※)Beacon(ビーコン)について
Bluetooth機能をオンにしているスマートフォンの位置を特定する発信機のことで、信号を数秒に1回、半径数メートル範囲に発信する。その技術を応用し、ビーコンから発信される電波の受信有無によって、自動でアプリを起動・終了することができる。
○サービス開発の背景
運転中の携帯電話使用等に起因する交通事故は、過去5年間で約1.5倍に増加しており、特に運転中のスマートフォン利用による事故が社会問題となっている。また、2018年12月に警察庁が、自動運転技術の実用化に対応するとともに、携帯電話使用等に関する罰則強化等を目的とした「道路交通法改正試案」に関するパブリックコメントを募集するなど、社会的な関心も高まっている。
こうした中、運転中のスマートフォンの利用を防止することで、事故の削減につなげるほか、企業価値向上に取り組む企業ニーズの増加にも応えるべく、本サービスの開発に着手した。
○サービスの概要
・サービスの仕組み
車内に設置する専用車載器端末からBluetooth信号を発信することにより、アプリが自動で起動し、運転する車が一定速度を超過した場合に、自動でスマートフォンの利用を防止する。
・利用制限の内容
本サービスにより、自動車走行中のスマートフォンによる「通話」および「アプリ操作」の利用を以下の通り、防止する。
1.通話:アプリが起動され、加速度センサーが反応すると、着信が不能となる。(強制的にドライブモードとなり、着信履歴は残る。)
2.アプリ操作:アプリが起動され、加速度センサーが反応すると、アプリ操作の際にホーム画面に強制遷移されるプログラムが立ち上がり、アプリ操作が不能となる。
(3)お客さまへの提供方法
同社は、株式会社フジミック新潟社と連携して本サービスを開発し、利用を希望するお客さまへ無償でアプリを提供する。
なお、本アプリと連動する専用車載器は、別途購入が必要となる。

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