生命保険文化センター、「人生100年時代におけるライフマネジメント」研究会を発足
生命保険文化センターでは、この度、「人生100年時代におけるライフマネジメント」研究会を発足する。
上記研究会では、人生100年時代を見据え超高齢社会や長生きによる経済的リスク等に関して行動経済学・社会保障・医療経済学・老年精神医学・社会心理学・保険論など学際的な観点から多角的な分析を行い、問題解決策を探るとともに、生命保険がどのように貢献できるのかについて検討を行う。
<研究期間>
2019年5月から2021年3月まで
<研究会発足に至る背景>
国立社会保障・人口問題研究所の推計によると日本の人口構成は2050年には100歳以上の人口が53万人を超え、総人口に占める70歳以上の人口の割合が30.1%という高齢社会を迎える。
このような人口構成社会における社会保障制度の持続可能性については盛んに議論が行われており、各方面で全世代型社会保障の実現に向けた検討を開始している。
また、高齢化に伴い資産寿命(保有金融資産の維持可能期間)が生命寿命よりも先に尽きてしまうのではないかという懸念から、どのように資産寿命を延ばしていくかに社会的に関心が高まっている。
さらに2030年には認知症患者の保有する金融資産が200兆円を超えるとの試算もあるように「体は健康だが、認知機能が低下した高齢者」が増加していった場合、成年後見人制度などの在り方も検討していかなくてはならない。さらには介護なども含めた日本の家族の在り方そのものに対する再考も必要となっていく。
本研究会では、20年~30年後の日本の社会について行動経済学・社会保障・医療経済学・老年精神医学・社会心理学・保険論など学際的な観点から多角的な分析を行い、問題解決策を検討する。加えて、それら解決策に対し生命保険がどのように貢献できるのかも併せて検討をしていく。
<研究成果>
研究会終了後、6か月以内に研究報告を取りまとめる予定
<初回研究会>
2019年5月28日(火)15:00~17:00(於生命保険協会大会議室)
※2回目以降は、東京研究会および関西研究会にて、それぞれ開催する。
<研究会メンバー>
研究会の主なメンバーは以下のとおりである。
[https://www.jili.or.jp/press/pdf/press_190522.pdf]