東京海上日動、レピュテーションリスクを包括的に補償する保険の販売開始
東京海上日動は、企業を取り巻くレピュテーションリスクを包括的に補償する保険を開発した。
新しい保険商品・サービスは、企業価値の毀損に発展する「おそれ」がある場合に、企業における早期発見・迅速かつ適切な対応をサポートする商品で、4月より提供を開始する。
◆サービスの概要
(1)保険の内容
企業価値の毀損に発展する可能性のある事由が公になった場合に、対策を講じるための費用等を補償する。
また、ネット投稿等を有人で監視する「有人監視サービス」を導入している場合は、有人監視サービス会社から対策の必要性を検討すべき状況が生じた旨の危機通報がなされた場合も補償対象とすることができる。
<対象となる事故>
①マスメディアにおいて、異物混入、個人情報の漏えい、プライバシーの侵害、セクハラ・パワハラ行為等の発生または発生する“おそれ”が報道された場合
②社内調査または外部機関からの通報によって、異物混入、個人情報の漏えい、プライバシーの侵害、セクハラ・パワハラ行為等の発生または発生する“おそれ”を認識し、選定コンサル会社の推奨に基づき、その事由の発生またはその“おそれ”を記者会見等を通じて公表した場合
③「有人監視サービス」において、対策の必要を検討すべき危険な投稿状況であるとして危機通報がなされた場合
(※別途、ネットモニタリング会社等による「有人監視サービス」の契約の必要あり)
<対象となる損害>
報道状況分析費用、ネット投稿削除費用、検索エンジン対策費用、弁護士相談費用、緊急会見支援費用、社告費用、原因調査費用、第三者委員会設置費用など
(2)体制構築の支援
企業価値の毀損に発展した場合に、迅速かつ適切な対応を支援するため、共同ピーアール、K&D コンサルティング株式会社などの総合PR会社と連携し、有事に企業が迅速かつ適切に対応するための体制構築を支援する。