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SOMPOホールディングス、VRを活用した「仮想型防災訓練サービス」の中国における無償提供を開始

SOMPOホールディングスのグループ会社である日本財産保険(中国)有限公司(「SOMPO中国」)は、日本の大手消防設備会社である株式会社初田製作所のグループ会社である初田(上海)国際貿易有限公司(以下「上海初田」)と提携し、中国の保険会社として初めて、取引先企業向けにVR※技術を活用した「仮想型防災訓練サービス」の無償提供を2019年4月から開始する。
※VR(バーチャル・リアリティ):現物・実物ではないが、機能としての本質は同じであるような環境を、ユーザーの五感を含む感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術。
1. 背景
中国では、2002年に施行された「中華人民共和国安全生産法」に基づき、製造事業者は安全な生産体制の構築や防災訓練の計画・実施を求められている。しかし、同法施行以降も中国の生産現場で、爆発などの大規模な労災事故が頻発したこと等を背景に、同法が2014年に改正され、企業の従業員への安全配慮に対する監督管理責任がより一層厳しく規定された。これにより、企業は防災訓練が未計画または計画どおりに実施されない等の規定違反をした場合、罰金や操業停止などの処分を科せられる可能性があり、企業における防災訓練への取組みの必要性が高まっている。
こうした背景のなか、SOMPO中国は2016年から多くの中国企業の防災訓練を支援してきたが、より実践的な防災訓練の実施を支援するため、防災訓練で豊富な実績と経験を持つ上海初田と提携し、取引先企業向けにVRを活用した「仮想型防災訓練サービス」を無償で提供することとした。
2.商品概要
(1)提供先
SOMPO中国の取引先企業(全業種)
※未取引先企業には有償で提供する。
(2)サービス内容
「仮想型防火訓練サービス」は、工場・倉庫・高層ビル内を想定した火災事故をVRで再現し、企業の従業員に被災場所からの避難を疑似体験するものである。この仮想型訓練により火災発生時の緊張感を体感することで、中国の法規制に準拠した防災訓練や災害時の初動対応訓練の重要性をより一層実感できる内容となっている。
(3)対応言語
日本語、中国語、英語
3.今後について
SOMPO中国は、今後もお客さまへの安心・安全・健康に資する最高品質の商品・サービスを提供していく。

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