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損害保険ジャパン日本興亜、船舶エンジン緊急起動訓練用DVD提供開始

損害保険ジャパン日本興亜は、津波警報発令時などの緊急時に機関部※1 以外の乗組員が船舶エンジンを緊急起動して船舶を港外へ避難させる訓練を目的とする教材(DVD)を、一般社団法人 船舶安全機構※2(以下「船舶安全機構」の監修のもと作成し、2019年2月から無料で提供を開始する。
※1 機関部 : 船を動かすエンジンをはじめ、さまざまな機械・装置の運転管理などをする部門。
※2 一般社団法人 船舶安全機構 : 内航船舶の設備や運航に関する安全診断、乗組員への安全教育を主な業務としている法人。
1.目的・背景
2011年に発生した東日本大震災における大津波では、船舶エンジンの緊急起動ができる機関部の乗組員が陸上にいたことが原因で多くの内航船が港外へ避難できず、多大な損害が発生した。船舶同士が接触して船体が損傷を受けるだけでなく、港湾を含むインフラにも被害が及んだ。
今後も、30年以内に高い確率で南海トラフ地震等の大地震の発生が見込まれていることから、国土交通省は、船舶の津波避難対策として海運事業者における「船舶津波避難マニュアル」の作成や避難のための訓練実施を奨励している。
損保ジャパン日本興亜は、大津波による船舶事故防止と乗組員の命を守る観点から、船舶技術系専門社員が在籍するグループ会社のSOMPO企業保険金サポート株式会社と共同で、船舶安全機構の監修のもと、機関部以外の乗組員が複雑な船舶エンジンの緊急起動手順を短時間で習得することや、各船での避難のための訓練を促進することを目的に、DVD教材を作成した。
2.DVD教材の内容
乗組員が船舶エンジンを緊急起動するための作業内容を15の手順に整理するとともに、DVD教材には損保ジャパン日本興亜社員が出演し、初めて見る方でも理解しやすく解説している。

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