三井住友海上がヤフーとインシュアテック推進に関する新取組で合意
三井住友海上ならびにヤフー株式会社は、損害保険領域におけるインシュアテック推進に関する新たな取組の開始について合意した。今回の合意により、これまでの「ちょこっと保険」販売ノウハウをベースに、最先端のインシュアテック技術を活用することで、保険に関するすべての手続きやサービスにおいて、これまでにないお客さま体験価値の提供を目指す。
今後、三井住友海上とヤフーは最適なビジネスモデルの検討、構築を進め、2019年度に第一弾の保険商品・サービスの提供を目指す。
●概要
三井住友海上とヤフーは、2007年に「ちょこっと保険」※を共同開発し、ヤフーウォレット登録者が、月額40円から気軽に加入できる団体保険をインターネット上で販売してきた。
今後は、Yahoo!ショッピングや旅行予約サービスでの商品やサービス購入画面上で、保険サイトに遷移することなく、一連の手続きシナリオの中で、必要な補償を数クリック・数タップで得られるようAIが示唆し、保険加入から保険金のお支払いまでデジタルで完結させるスマートな世界の実現を目指す。
●背景
お客さまの価値観は多様化しており、保険契約においても、対面で十分な説明を受けたうえで加入したいというニーズが存在する一方で、スマートフォンで必要な時に簡単に加入したいというニーズもある。
今回の合意により、このようなニーズに対して、これまで培った両社の10年を超えるノウハウを結集し、保険に関するすべての接点において、これまでの「簡単」「便利」にとどまらず「ちょっと気が利いた」「スマート」なおもてなしによる新しい保険の価値提供を目指す。
※「ちょこっと保険」
ヤフーウォレット登録者(無料)向けの団体保険で、自身の状況に合わせて自由に設計可能であること、保険料が月額40円からと気軽に加入できることが特徴。2007年にヤフープレミアム会員(有料)向けに提供を開始し、2016年よりヤフーウォレット登録者(無料)でも加入が可能になった。補償開始、補償範囲の拡大が翌日から可能で、すべての契約に関する手続きがインターネットでできる。