損保協会、防災シンポジウム「生活復興は家計の備えから」を開催
損保協会では、日本災害復興学会創立10周年を記念して、同学会との共催で、11月17日(土)に、「生活復興は家計の備えから」をテーマとし、地震保険などの自助による「経済的備え」の重要性の啓発を目的に、有識者によるシンポジウムを実施した。
パネルディスカッションでは、大災害発生後の復興期における苦しい実情について(災害による地域経済の疲弊、給与・収入減、被災者の生活再建等)課題が提起されたのを踏まえて、地震保険など経済的な備えの重要性について議論した。
参加者のほとんどから、「たいへん満足」「満足」といった高い評価を受けるとともに、「被災後の生活再建がいかに困難であるか認識できた」「登壇者各々が災害への切り口が異なるため、最後まで興味深く聞くことができた」「普段気にも留めていないことであったが、改めて家計防御の必要性を感じた」等の感想が多く寄せられた。
なお、12月15日(土)19:30から、俳優の緒形直人氏をナビゲーターに迎え、震災被災地でのロケと本シンポジウムの映像を交えた、地震への備えを考える特別番組(番組タイトル:いつか来る大地震への備え)を東京MXテレビで放送予定である。
≪損保協会 開催プログラム内容≫
■テーマ:「生活復興は家計の備えから」
■日時:11月17日(土)13:30~16:00
■会場:大手町プレイスカンファレンスセンター ホールA
■来場者数:約90名
■内容:以下の登壇者によるパネルディスカッション
・開会挨拶:伊東 祐次(一般社団法人日本損害保険協会常務理事)
・コーディネーター:所澤新一郎氏(共同通信社編集局ニュースセンター整理部長兼気象・災害取材チーム長)・パネリスト:津久井進氏(弁護士法人芦屋西宮市民法律事務所代表、近畿災害対策まちづくり支援機構事務局次長)、稲垣文彦氏(公益社団法人中越防災安全推進機構業務執行理事 統括本部長 博士(工学))、佐藤主光氏(一橋大学大学院経済学研究科教授)、清水香氏(ファイナンシャルプランナー/社会福祉士)
・閉会挨拶:大矢根 淳氏(日本災害復興学会会長)