共栄火災、11月1日の「犬の日」に合わせ、「災害とペット」に関する意識調査を実施
共栄火災は、11月1日の「犬の日」に合わせ、全国の20歳~60歳以上の方、1,069名を対象に「災害とペット」に関するアンケート調査を実施した。
今年の夏は記録的な猛暑に加え、7月の豪雨、7月から9月にかけての台風上陸、そして大阪北部、北海道胆振東部地震と数多くの災害に見舞われた。指定避難所への移動を余儀なくされ、現在も避難所での生活を継続している人が多くいる。
同アンケートでは、自然災害時に生ずるペットへの対処や避難グッズ等の備え、災害時におけるペットの救護ガイドラインについての認知など、人間社会と共存するペットと災害時での関わり方についてその実態と意識について調査したものである。
【調査概要】
名 称 : 「災害発生時のペットに関する意識調査」
実施時期 : 2018年9月27日~
調査方法 : インターネットを通じてのWEB調査
調査対象 : 全国の20歳~60歳以上の男女
調査人数 : 1,069名(有効回答数)
≪調査結果サマリー≫
1.災害時に、はぐれた場合でも6割以上が「優先して探し」、避難所への移動時も9割以上の人が「行動を共にする」と回答。
災害に見舞われた時、ペットの対処について尋ねたところ、はぐれた場合でも「優先して探す」と答えた人が62.9%、また指定避難所への移動を余儀なくされた場合には「必ずペットと行動をともにする」(46.8%)、「可能なかぎり、ペットと行動をともにしたい」(45%)を合わせると9割以上の人が「ともに行動」し、最寄りの避難所での受け入れが難しい場合には「同行できる別の避難所に移る」(56%)、との回答。いずれも”ペットは大切な家族の一員”との考え方が同調査にてわかった。
2.ペットのための救護対策ガイトラインについては、高い関心が寄せられる。
環境省が推奨する「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」に掲げられている、ペットと避難所まで一緒に避難する『同行避難』についての認知度について尋ねたところ、4分の1の人(24.7%)が知っていると答え、知らなかった人でも40.8%の人が「すぐに確認したい」と回答し、災害時でのペットに関するガイドラインへの関心の高さが伺われた。
3.ペット用避難グッズの備えやペット保険加入状況については“備えあれば憂いなし”。
災害対策グッズの備蓄・保管率については、民間企業から)、懐中電灯、非常用飲料、非常食、携帯ラジオ、常備薬の順に約7割(68.7%)の人が備蓄・保管されているとのデータがリリース(2016年8月29日)されている。
同アンケートでペット用の避難グッズの準備について尋ねたところ、約4割(38.2%)の人が準備(20.8%)もしくは購入を予定(17.4%)と回答している。
キャリーバッグ、水分、備蓄フードなどがペット用避難グッズの代表的なものであるが、半数(50.1%)の人が「準備はしていないが必要性は感じている」と回答。備蓄派4割を加えると9割もの人が”大切な家族の一員“と見なしているペットに対して、備蓄には肯定的な回答を寄せている。
他人、ペット保険への加入状況をみても「既に加入」している人が26.4%、「未加入ながらも関心あり」が43.0%と7割近く(69.4%)が、避難グッズと同様に”備えあれば憂いなし”と考えている。