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損保ジャパン日本興亜、【国内初】 『ドローン型式認定保険制度』を創設

損保ジャパン日本興亜は、日本産業用無人航空機工業会(JUAV)と、安心・安全な産業用ドローンの社会実装に向けて、国内初となる『ドローン型式認定保険制度』を創設する。
1.背景・目的
・近年、国内における産業用ドローンは、空撮や測量などの分野で急速に普及しており、物流分野などでも社会実装に向けた検討が進んでいる。
・一方、産業用ドローンの普及や活用分野の拡大に伴い、安全性確保に対する社会からの要請が高まっている。
・JUAVでは、自主基準としての安全基準を制定し、その安全基準を満たした産業用ドローン機体の型式を認定する制度「JUAV型式認定制度」の運用を開始している。
・今回、JUAVと損保ジャパン日本興亜は、安心・安全な産業用ドローンの社会実装を後押しするため、JUAVの型式認定と賠償責任保険が連動した国内初の『ドローン型式認定保険制度』を創設する。
2.「JUAV型式認定制度」の概要
(1)型式認定制度創設の目的
「JUAV型式認定制度」は、無人航空機の安全な運航(地上・水上の人・物件の安全が損なわれるおそれのない運航)の確保を目的として、安全基準を満たした産業用ドローンの型式を認定するものである。
(2)対象となる無人航空機
産業用ドローン(回転翼機、固定翼機、小型固定翼機およびマルチロータ)
(3)型式認定のための安全基準
①設計、②保守点検、③操縦者資格、④運用、⑤顧客管理などの安全基準を満たした無人航空機の型式を認定する。
(4)型式認定制度の運用方法
JUAVは、安全基準に基づき、各種申請書の受理から認定証の発行等までを行う。
なお、JUAVは航空法の定めに従い、同制度を運用する。
3.『ドローン型式認定保険制度』の概要
(1)補償対象者
「JUAV型式認定制度」により型式認定を受けた産業用ドローンのユーザー(個人事業主を含む事業者)
(2)主な補償内容
産業用ドローンの所有・使用・管理に起因した事故により、他人にケガを負わせたり、他人の財物を壊したりしたことによって、産業用ドローンのユーザーが法律上の賠償責任を負った場合に保険金を支払う。
(3)提供方法
型式認定を受けた産業用ドローンの購入や定期点検に連動して、賠償責任保険が自動的に付帯されるため、ユーザーは個々に保険加入の手続きを行う必要はない。
4.期待される効果
(1)無人航空機の性能認定に伴う安全性のさらなる向上
(2)無人航空機の定期的な保守・点検の促進
(3)保険手配漏れ防止による被害者救済の機能
5.今後について
JUAVと損保ジャパン日本興亜は、今後も相互に連携・協力し、ドローンの安全かつ健全な利用を促進し、産業用ドローン市場の発展と公共の利便性の向上に貢献していく。

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