東京海上ホールディングス、米国「Metromile,Inc.社」へ出資を発表
東京海上ホールディングスは、同社子会社である東京海上日動を通じ、米国インシュアテック自動車保険会社「MetroMile,Inc.以下「メトロマイル社」)」に出資し、業務提携することを発表した。
1.背景
近年、AIやIoTをはじめとするテクノロジー進展は目覚ましく、その進化するテクノロジーにより、私たち生活や社会、産業は大きな変化時を迎えている。損害保険の分野でも、様々な場面でデジタル技術を駆使する仕組みが構築されようとしており、例えば、お客様へより迅な保険金の支払いを目指したデジタル技術の活用研究や取組みが開始されている。
東京海上グループは、新中期経営計画「To Bea Good Company2020」において、お客様ニーズと環境変化を先取りして、革新的な商品・サービスをご提供するとともに、新たなテクノロジーの活用を通じて、顧客・代理店・保険会社間の新たな接点を創造していくこととしており、テクノロジーをあらゆるお客様接点や社内業務プロセスに活用することで、お客様にとって、より快適でスピーディーなサービスを提供することを目指している。
このような中、同社、米国の有力なインシュアテック保険会社であるメトロマイル社に出資することとした。また、出資と同時に、同社とメトロマイル社は日本市場において独占提携することとした。
これにより同社、メトロマイル社の保有する最先端インシュアテックを研究・活用することが可能になるため、これによる更なるお客様へ新しい商品サービス提供を通じ、安心・安全な社会を創っていくことを目指していく。
2.本出資目的
メトロマイル社は、一連の業務プロセス中にテクノロジーを積極的に取り込み、実際に活用しているデータ分析に強みをもつ有力なインシュアテック保険会社である。具体的に、お客様接点あらゆる場面(広告・保険加入・事故対応時等)に幅広くデジタルテクノロジー(機械学習や高度なデータ解析能力)を活用し、独自のビジネスモデルで、米国の個人向け自動車保険にイノベーションをもたらしている。
同社は、メトロマイルの有するデータ分析や人工知能等技術を用いて、保険金支払の判断の迅化や事故対応の自動化などへの応用を目指していく。
なお同社とメトロマイル社は、日本みならず、アジアでの業務提携についても合意しており、同社は、メトロマイル社が有する最先端の独自テクノロジーを駆使し、より多くお客様に対して質の高いサービスの提供を目指していく。