共栄火災、3月期決算を発表
共栄火災は、3月期決算を発表した。
◆2017年度決算のポイント
正味収入保険料は、火災保険や新種保険で増収したものの、傷害保険の減収等により、前年対比で24億円の減収となった。
一方、正味支払保険金(含む損害調査費)は、自然災害の増加による影響があったものの、傷害保険の減少等により、前年対比で7億円の減少となった。
この結果、収支残は、前年対比で10億円減少の54億円となった。
保険引受損益は、支払備金積増額が増加したものの、責任準備金積増額等が減少したことから、前年と横ばいの2億円となった。
資産運用損益は、有価証券売却損益の増加等から、前年対比で14億円増加の56億円となった。
経常損益は、前年対比で15億円増加の53億円となった。
以上の結果、最終の当期純損益は、前年対比で13億円増益の36億円となった。
【主要業績・諸指標等】
○元受正味保険料は、火災保険や新種保険で増収したものの、傷害保険の減収等から1,771億円(前年対比△15億円)、正味収入保険料は、1,637億円(前年対比△24億円)となった。
○正味支払保険金(含む損害調査費)は、自然災害に係る保険金支払が増加したものの、傷害保険で支払が減少したこと等から、986億円(前年対比△7億円)となり、正味損害率は、60.2%(前年対比0.4ポイント上昇)となった。
○正味事業費は、597億円(前年対比△6億円)となり、正味事業費率(事業費の正味収入保険料に対する割合)は36.5%(前年対比0.2ポイント上昇)となった。
○コンバインド・レシオ(正味損害率と正味事業費率の合計)は、96.7%となった。
○保険引受損益は、前年と横ばいの2億円となった
【損益状況】
○資産運用損益は、有価証券売却損益の増加等から、56億円(前年対比+14億円)となった。
○以上の結果、経常損益は、53億円(前年対比+15億円)となった。
○経常損益に特別損益及び法人税及び住民税等を加減した当期純損益は36億円となった。(前年対比+13億円)
【ソルベンシー・マージン比率】
○ソルベンシー・マージン比率は、当期純損益や異常危険準備金の増加等により968.3%(前年対比26.9ポイント増加)となった。