新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

三井住友海上、「交銀康聯人寿保険有限公司」の持分取得に合意

三井住友海上は、中国の交通銀行傘下の交銀康聯人寿保険有限公司(以下、「交銀人寿」、英文名 BoCommLife Insurance Company Limited)の持分 37.5%を、豪州の大手銀行 Commonwealth Bank of Australia(以下、コモンウェルス銀行)の生命保険子会社 Colonial Mutual Life Assurance Society Limited(以下、CMLA」)から取得することに合意した。
【1.本件出資の概要】
取得比率:交銀人寿の持分37.5%
取得金額:43.25億人民元(円換算額 約747億円。1人民元=17.27円で換算)交銀人寿が30億人民元の増資を既存出資者に対して実施した後に、同社は 43.25億人 民元で37.5%の持分を取得する。
取得資金:同社が保有する手元資金
取得時期:関係当局の承認を得られ次第、速やかに取得する。
【2.本件出資の戦略的目的】
①中国生命保険市場への参入による収益性向上とリスク分散
中国はアメリカ、日本に次ぐ世界第3位の生命保険市場であり、今後更なる成長が見込まれている。同市場への参入を果たすことで、収益性の向上に加えて、同社既存事業とのリスク分散による事業の安定化が期待できる。
②中国五大銀行の一つである交通銀行との合弁事業
交通銀行(4月末時点の時価総額約7.3兆円)は、中国において高いプレゼンスを持つ 中国五大銀行の一つで、傘下に保険、アセット・マネジメント、証券、リース、信託等の子会社を有する総合金融サービスグループである。
交通銀行を合弁パートナーとすることにより、同社は中国生命保険市場において、強力な事業基盤を確保することが可能となる。
③成長性の高い中国の銀行窓販チャネルの獲得
中国の生命保険料収入に占める銀行窓販チャネルの割合は、2013年の36.7%から 2016年は44.1%に上昇しており、他のアジア各国同様、銀行窓販チャネルの重要性が高まっている。 交銀人寿は、強固な顧客基盤を持つ交通銀行の窓販を主要な販売チャネルとしており、今後も安
定的な成長が期待できる。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

三井住友海上、アジャイル開発の新基盤「MS Agility Platform」を構築

生保

かんぽ生命、アフラック生命、「かんぽ生命-アフラック-日本郵便Acceleration Program2024」を共催

損保

三井住友海上、「定時(17時)退社」を経営目標へ

損保

SOMPOホールディングス、「Criacao Shinjuku(クリアソン新宿)」とのパートナー契約決定

損保

三井住友海上、ポイントが貯まる「CAINZの保険」の販売開始

損保

日新火災、株式会社OsidOriと代理店委託契約を締結

損保

三井住友海上、NECと「適応ファイナンスコンソーシアム」を設立

生保

第一生命ホールディングス、米国資産運用会社キャニオン・パートナーズ・グループに出資

損保

三井住友海上、「J-クレジット補償保険」の販売開始

生保

エヌエヌ生命、チャブ保険と中小企業向け法人保険領域で協業合意

関連商品