AIG損保、国内物流総合運送保険を改定
AIG損保は、6月1日保険始期分より国内物流総合運送保険の補償内容を改定する。大企業のみならず中小企業にも災害時のBCP対応が問われる中、企業のサプライチェーンにおけるリスクマネジメントのニーズが高まっている。今回の改定により、対象業種と災害時の補償を拡充することで、より幅広いニーズへの対応が可能となる。
(主な改定内容)
・従来の製造業・卸売業・小売業に加え建設業も対象業種に追加。
・基本契約における受託貨物の補償が1,000万円まで引き上げられたことに加え、本保険の主な特長である震災時の補償についても受託貨物の補償を1,000万円まで引き上げ。
・基本契約の補償内容において輸送中のみ補償を選択することが可能に。
これまでも、特約による震災時の補償の充実を大きな特長としてきた当商品であるが、今回の改定により、それをさらに拡充した。委託加工など、委託者の貨物を受託し輸送・保管・加工することが多い中小企業のニーズにも十分に応えられるよう受託貨物の損害が出た場合に備え、支払い限度額を、基本契約と地震などの天災補償においても支払い限度額内で1,000万円まで引き上げた。これにより、地震大国である日本国内におけるサプライチェーンのBCP対策にも役立てることが可能となった。
さらに、これまでは、輸送中・不特定保管場所の補償と特定保管場所(倉庫や工場などでの保管中)の補償をセットで提供してきたが、企業の規模や必要とする補償内容に合わせフレキシブルに対応できるよう、輸送中のみの補償が可能になった。