三井住友海上、AIを活用した保証信用保険の引受業務における実証実験を開始
三井住友海上は、今般、株式会社ココペリ(以下「ココペリ社」)と協業し、AI(人工知能)を活用した保証信用保険の引受業務高度化に向けた実証実験を開始した。
本実証実験は、企業の決算書などの財務情報をAIで分析し、保証信用保険(※)の引受業務における分析の迅速化ならびに引受審査能力の向上を図るものである。
三井住友海上では、今後も、さまざまな企業等との協業・提携を通じ、社外の知見やノウハウを幅広く取り入れることで、革新的な商品・サービスの開発に努めていく。
(※)債務者の債務不履行によって債権者が受ける損害を補償する保険で、公共工事において建設会社等が手配する履行保証保険などがある。
■実証実験の概要
ココペリ社が開発したAI(シェアーズファイ)によって、決算書などの財務情報を分析し、対象企業の信用リスクを評価する。
本実証実験を通じ、AIの信用リスク評価の活用によって保証信用保険の引受業務における分析の迅速化ならびに引受審査能力向上の実現に向けた検討を行う。
これまでの調査・研究によって、ココペリ社のAI(シェアーズファイ)は、企業の信用リスク評価を迅速に行うことができ、一般的な倒産確率統計等と比較し、精度の高い分析結果が得られる見込みであることが確認されている。
■今後の展開
実証実験を通じて収集した分析結果を踏まえ、保証信用保険の引受業務への活用を検討する。同社は、AI等の先進デジタル技術を活用した業務の高度化を図り、お客さまサービスのさらなる向上を目指す。