東京海上日動、Web APIを活用した新たな保険商品の提供
東京海上日動は、決済プラットフォーム企業ストライプジャパンを利用する国内のEC 事業者を対象に、Web APIを活用した保険商品(チャージバックが発生した際にEC事業者が被る「商品の未収代金」等をカード盗難保険に個別の特約を付帯して補償するもの)を個別に設計した。
1.背景
国策としてのキャッシュレス推進もあり、2016年度のEC市場規模は約15兆円、成長率は9.9%と今後も大きな成長が見込まれる分野と言われている。そのような中、不正購入された商品代金を回収することができないチャージバックと呼ばれる事象も比例するように増加しており、大きな社会問題となっている。そのような問題を解決するために、不正検知対策にも注力しており、また、豊富なWeb API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)と不正使用防止ツールである「Radar」を用意している大手決済プラットフォーム企業ストライプジャパン(以下、「Stripe社」)と連携し、Stripe 社を利用するEC事業者にとって利便性の高い保険商品を個別に設計した。
2.制度概要
Stripe社のWeb APIに、東京海上日動が提供する保険商品を組み合わせた制度を個別に設計した。Stripe社が保有するEC事業者の情報を、APIで東京海上日動のシステムと連携することで、保険加入時の契約手続きや保険料決済の効率化、チャージバック発生時の事故報告の自動化を実現し、EC事業者にとって利便性の高い商品設計としている。