あいおいニッセイ同和損保、鑑定人資格有する社員が操縦するドローン活用して損害サービス調査
あいおいニッセイ同和損保は、損害サービス調査におけるドローンの活用方法として、損害保険鑑定人資格を有する同社社員が、自らドローンを操縦した、大規模災害や広域風雪災の損害調査を開始する。今年度下半期以降、東京・名古屋・大阪に、ドローンを操縦する社員を常駐させ、全国均一の損害サービスを実現していく予定。
大規模な自然災害や火災発生時には、一度に多くの顧客が被害に遭うことから、迅速な損害調査が必要になるが、人が立ち入り難い場所は、損害保険鑑定人による迅速な現場立会が困難。これに対しドローンを活用した損害調査では、人が立ち入り難い場所の上空からの全体撮影などが可能であり、また山岳・のり面・海上・水面近くなどで、様々な角度からの撮影も可能になる。
これらに加えて、同社の損害保険鑑定人が自らドローンを操縦することで、外部業者に委託することなく、必要な部分を効率的に損害調査できるため、大規模な自然災害や、火災事故等における保険金支払いまでの時間が、従前に比し、大幅に短縮することができる。
今後、サーモセンサーを積んだドローンの飛行によって、広範囲に設置された太陽光パネル損害の効率的な調査や、また、損害サービスの分野だけでなく、大口火災保険契約締結の際のリスクサーベイ(評価鑑定)に活用できないか研究を進める。