損保協会、第27回日本国際保険学校上級コースを開講
日本損害保険協会は、損保総研と共催で、第27回日本国際保険学校(ISJ)上級コースを開講する。メイン・テーマは「損害保険会社の持続可能な成長戦略」で、東アジア12地域の損保会社、保険監督官庁等の職員が東京に集まり、5月15日から26日までの約2週間にわたって、講義、ワークショップに参加する。
上級コースは、参加者に、より経営に近い視点から損保会社の運営について学んでもらうことを目的としている。料率算出、商品戦略、販売、再保険戦略からBCM、ERM、あるいは巨大自然災害の保険金支払いや、保険詐欺への対応に至るまで、幅広いトピックを取り上げる。また、講義だけでなく、アジアの様々な国・地域から集まった多様な参加者による情報・意見交換を通して、課題に対する理解を深めるプログラム構成としている。
5月19日には、金融庁監督局保険課の中村純也保険業務専門官と西本幸弘統合リスク管理専門官が、日本の保険監督について講義する。期間中、参加者は損保協会の損害サービス企画部・医研センターを見学し、損害サービスに携わる損保会社等の社員の医療知識向上の取り組みも学ぶ。
なお、講師は、協会会員会社等の第一線で活躍している各分野の専門家のほか、損保総研、協会等の役職員が務める。