新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

SOMPOHD、デリバティブ商品を対象としたブロックチェーン技術の活用を開始

損保ジャパン日本興亜ホールディングス(SOMPOHD)は、ソラミツ社と、デリバティブ商品を対象としたブロックチェーン技術(分散型台帳技術)の活用に向けた取り組みを開始した。ブロックチェーン技術は、複数拠点に分散されたコンピュータにデータを分散させながら同期させて1つの台帳を維持する技術。
日本は地震や台風、噴火などの自然災害が多く、これらのリスクに対して備える天候デリバティブ商品等のニーズが急速に拡大しており、また、海外の新興国においても、農業を中心に干ばつなどの自然災害リスクを抱えていることから、同様の商品を販売している。国内外で急拡大する市場に対し、同社はソラミツ社と共同でブロックチェーン技術を活用した利便性の高いデリバティブ商品の提供とサービスの効率化を実現するためシステム開発(ユーザーへの試用提供版)を開始。
両社が共同で開発する「ブロックチェーン技術を活用したデリバティブシステム(仮称)」は、契約内容等の情報をブロックチェーン上で同時に共有することで、デリバティブ商品のリスク集積状況の管理や補償金の支払い有無の判断、補償金の支払い手続きまでを正確かつ迅速に行えるサービスの実現を目指す。また、ブロックチェーン技術を活用することにより、システム投資コストを抑制しつつ高いセキュリティを確保した金融サービスの提供、サービスの効率化につながる可能性があることから、新たな保険商品などへの活用範囲の拡大も検討していく。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

SOMPOホールディングス、取締役会議長に東和浩社外取締役が就任

損保

SOMPOホールディングス、「Criacao Shinjuku(クリアソン新宿)」とのパートナー契約決定

損保

SOMPOホールディングス、損保ジャパン、業務改善計画を提出

損保

SOMPOホールディングス、損保ジャパン、監査等委員会設置会社を移行

損保

SOMPOホールディングス、損保ジャパン、役員の処分を発表

損保

SOMPOホールディングス、4月1日付組織変更

損保

東京海上日動、保険代理店を通じたビジネスマッチング事業を本格展開

損保

SOMPOホールディングス、株式分割および株式分割に伴う定款の一部変更を実施

生損その他協会・団体

日本企業80社が自然関連財務情報開示に取り組む“TNFD Early Adopter”として登録

損保

SOMPOホールディングス、櫻田CEOが退任、奥村COOが新CEOに就任へ

関連商品