東京海上日動、外務省「たびレジ」への登録支援サービスを開始

 東京海上日動は、海外旅行保険の契約者に10月19日から外務省が推進する「海外旅行登録『たびレジ』」の登録を支援する取り組みを開始した。このサービスは、保険会社では初めての「たびレジ」との企業連携となる。
 今年7月のバングラデシュにおけるダッカ襲撃テロ事件や、トルコのクーデター未遂事件など、不安定な国際情勢が続く中、在外邦人の安全対策強化は喫緊の課題となっている。同省は今夏に「『在外邦人の安全対策強化に係る検討チーム』の提言」点検報告書を発表し、短期の海外渡航者に対し「たびレジ」の登録を呼びかけている。
 「たびレジ」は、同省が2014年7月から開始している海外旅行登録システムで、海外旅行や海外出張する人が、旅行日程・滞在先・連絡先などを登録すると、滞在先の最新の安全情報をメールで受け取ることができるほか、緊急時には外務省が安否確認を行い、必要な支援を迅速に行うためのシステム。
 「たびレジ」は、年間1600万人を超える海外渡航者の安全を支える有効なサービスであり、東京海上日動は海外渡航者の一層の「安心・安全」の提供に向け、「たびレジ」への登録支援サービスを開始することにした。具体的には、インターネットで海外旅行保険を契約した人への「たびレジ」の案内メールの送信を皮切りに、空港カウンターでの案内や、加入手続き時に「たびレジ」へ自動登録できるサービスなど、順次「たびレジ」の登録推奨に向けた取り組みを展開していく。

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