新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

ジェイアイ傷害火災、国内事業者向け訪日インバウンド用海外旅行保険を販売

 ジェイアイ傷害火災は、11月1日から国内事業者向け訪日インバウンド用海外旅行保険「おもてなし安心プラン」の販売を開始する。
 2015年の訪日外国人数は前年比47.1%増の1973万人と過去最高になり、今年も増加が続いている。観光だけでなく、ビジネスや留学目的で訪日する外国人も453万人と増加している(日本政府観光局および観光庁発表統計)。このような状況を受け、MICE[企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会、イベント(Exhibition/Event)]等で企業が外国人を招へいする機会も増えているが、病気やケガなどが発生した場合は、道義的責任などの理由から、医療機関受診時のサポートを余儀なくされ、状況により医療機関まで付き添う必要もあり、あわせて治療費の支払いに関する問題も発生する。
 同社では、こうした不安をなくし「安心して外国人をお迎えしたい」といったニーズに対応し、訪日外国人を招へいする国内事業者向けの海外旅行保険「おもてなし安心プラン」を発売することにした。この商品には、今年4月に販売を開始した、出国時の海外旅行保険向けに開発した日本初の特約「日本語ガイド等費用補償特約」がセットされている。
 また、JTBグループのネットワークを生かし、旅行者が治療費を自己負担することなく、同社から医療機関に直接医療費を支払うキャッシュレスメディカルサービスや医療搬送などのアシスタンスサービスを多言語で提供。
 さらに、保険の手続きなどを説明する専用ホームページ(対応言語:日本語・英語・中国語)をオープンし、訪日外国人や招へい事業者の利便性の向上を図るとともに、提携医療機関の募集も同ホームページ上で行うことで、全国にネットワークを拡大し、現在国内で問題になっている外国人の医療費問題にも対応していく。
◆「おもてなし安心プラン」の概要
▽主な対象等
〇契約者:外国人を招待・招へいする日本国内に所在する企業、財団、公共団体、イベント事務局、学校法人等
〇被保険者:MICE参加、短期留学等のために来日する外国人
〇保険期間:31日以内(日本への入国から出国までを補償)
▽補償内容(専用セットプランの場合)
〇治療・救援費用:ケガや病気で医師の治療を受けた場合の治療費用や3日以上入院した場合の家族の救援者費用、本国への移送費用を補償
〇疾病応急治療・救援費用:持病が急激に悪化し、医師の治療を受けた場合の治療費用等を補償
〇日本語ガイド等費用:ケガや病気で医師の治療を受けた際に、付き添うガイドの費用を補償
〇個人賠償責任:偶然な事故で他人にケガをさせたり、他人のモノを壊した場合の補償
〇傷害死亡:ケガにより死亡した場合に死亡保険金を支払う
▽サービスの概要
〇医療機関の案内
〇キャッシュレスメディカルサービスの手続き(医療機関側の対応により、同サービスは提供不可の場合がある)
〇医療通訳・日本語ガイドの手配[急な受診などで医療通訳や日本語ガイドを手配できない場合は、受診時に電話医療通訳(英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語)を提供する]
〇母国への医療搬送
〇遺体の搬送
▽専用ホームページ(対応言語:日本語・英語・中国語)
〇顧客(外国人)・招へい企業向け(事故の連絡先、保険金請求方法の確認、提携医療機関)
〇国内医療機関向け(外国人医療費精算方法、提携ネットワーク加入申し込み)

関連記事(保険業界ニュース)

生保

大同生命、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」に10月4日より同社独自クエスト「大同生命いきもの探し」を提供

生保

オリックス生命、米ドル・円から通貨を選べる一時払終身保険「Moonshot」を発売

損保

あいおいニッセイ同和損保、老朽化した建物設備等の事故を未然に防止するソリューションの提供を開始

生保

マニュライフ生命、なないろ生命、引受基準緩和型医療保険の取り扱い開始

損保

さくら損保、BBソフトサービス株式会社への「ネットトラブル弁護士費用保険」の提供開始

損保

SBI損保、三井住友カード会員向け団体がん保険取扱開始

生保

ライフネット生命、若い世代が活用しやすい医療保険定期医療保険「じぶんへの保険Z」を10月1日から提供開始

生保

PGF生命、北陸銀行で「介護バリューUS」を販売開始

生保

FWD生命、NPO法人全国福祉理美容師養成協会のがん患者に向けた医療用ウィッグ寄贈プロジェクトを支援

生保

T&Dフィナンシャル生命、25金融機関等で『ファイブテン・ワールド4』の販売を開始

関連商品