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損保協会、高齢者の交通事故特性を踏まえた啓発取り組み推進

 日本損害保険協会では、高齢者交通事故の防止・減少に向けた取り組みの一環として、公益財団法人交通事故総合分析センター(ITARDA)と連携して高齢運転者の交通事故に関する調査報告書を取りまとめた。この調査において、高齢運転者事故の特徴として、非高齢運転者と比べて出会い頭事故の割合が高いことなどが確認された。
 損保協会では、これまで高齢運転者の交通事故防止の取り組みを推進してきたが、今後、報告書の分析結果等を活用し、出会い頭事故の防止など交通事故の特性によりポイントを絞った高齢者向け交通安全啓発活動をさらに展開していくとしている。
◆高齢運転者事故の主な特性(ITARDA報告書から抜粋)
▽高齢運転者事故の発生状況
 高齢になるにつれて、交差点などで異なる方向から進行してきた車両同士が衝突する「出会い頭事故」を起こしやすくなる(出会い頭事故の割合:非高齢運転者23%→高齢運転者30%)。
▽高齢運転者の出会い頭事故の特徴
 出会い頭事故の65%が信号機なし交差点で発生。主な事故要因は加齢に伴う認知・身体機能の低下により、一時不停止や安全確認ミスを起こしやすくなることが考えられる。
▽対策のポイント
 一時停止を徹底するとともに、交差点内が目視できるところでもう一度停止・安全確認をしたり、安全な速度で通行することを心がける。

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