新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

三井住友海上とさくらインターネット、AIの学習に最適なシステム環境を構築

 三井住友海上とさくらインターネットは、このほど、さくらインターネットが提供する演算に特化した高火力コンピューティング基盤を利用して、ディープラーニングによる人工知能(AI)の学習に適したクラウド環境を共同で構築した。
 ディープラーニングによるAIの学習には、高速演算処理が行えるコンピューター環境が不可欠だが、損害保険に関わる様々なビッグデータを保有する三井住友海上と、高性能演算システムのノウハウを有するさくらインターネットとの協業により、国内最高峰のAI開発環境が整った。
 さくらインターネットが提供する高火力コンピューティング基盤は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業のスーパーコンピューターシステムにも採用されるなど、大きな計算資源を圧倒的なコストパフォーマンスで利用できるサービス。三井住友海上は、高火力コンピューティング基盤を提供するさくらインターネットと協業し、AI学習を高速に行えるハードウエアを構成するとともに、チューニングした専用のクラウド環境を構築した。
 三井住友海上では、自社が保有するビッグデータを活用したAI開発に取り組んでおり、すでに損害車両画像から、修理費の見積もりを自動算出するプログラムの開発に着手している。これらの動きを加速させ、様々な用途に対応したAIを自社開発するため、ディープラーニングに最適な専用環境を構築。今後は、保有している大量のデータを有効活用してAI開発を進めるとともに、様々な企業等との協業・提携を通じ、社外の知見やノウハウを幅広く取り入れることで、革新的な商品・サービスの開発を目指す。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

三井住友海上、「かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソン2024」で道下美里選手が優勝

損保

三井住友海上、三井住友海上文化財団による2024年度「コンサート開催地」および「助成先」決定

損保

三井住友海上、大地震発生時に自治体向けサービスの無償提供を開始

損保

SBI損保、自動車保険の保険料支払において「青と黄色のVポイント」取り扱いを開始

生保

明治安田生命、アバターによるオンライン面談サービス開始

生保

太陽生命、生命保険業界初、マイナンバーカードの公的個人認証サービスを活用した新契約手続き(ネット申込)を開始

損保

三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、ライドシェア事業向けの自動車保険を販売開始

損保

アニコム損保、犬と猫の「熱中症週間予報」、4月18日から配信開始

損保

SOMPOホールディングス、SOMPOケア、4月16日から、SOMPOが創る「未来の介護」を紹介するウェブ動画を公開

損保

アニコム、シミックとペットに関する情報の一元管理等に向け基本合意書を締結

関連商品