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JA共済連と共栄火災、4月から農業者向けの新たな保障を展開

JA共済連と共栄火災は、農業経営の大規模化・多角化や農業技術の進展等、農業を取り巻く環境変化に伴い、組合員・農業者を取り巻くリスクが増大・多様化している状況を踏まえ、4月から保障を強化する。
◆独立行政法人日本貿易保険との業務委託契約の締結
▽趣旨
JA共済連は、農産物輸出を行う農家組合員やJAへの保障を強化する観点から、独立行政法人日本貿易保険と業務委託契約を締結した。このことにより、JA共済連は、日本貿易保険の提携金融機関として、農家組合員やJAに対して、日本貿易保険の保険商品を10%割り引いた保険料で提供することが可能となる。
▽貿易保険(中小企業・農林水産業輸出代金保険)の保障概要
(1)農家組合員やJAが輸出を行った農産物・加工品等について、海外の取引先の財務状況悪化等により代金が回収できなかった場合に、農家組合員やJAが被る損害を保障する。
(2)輸出先国における政情不安や輸入制限によって、輸出を行った農家組合員やJAが代金を回収することができずに被った損害を保障する。
▽引受保険会社
独立行政法人日本貿易保険(4月1日に株式会社化し「株式会社日本貿易保険」となる)
◆農薬散布用ドローン総合保険の開発
▽趣旨
農業技術の進展に伴い、農薬の散布等において、ドローンを活用する農業者が増加傾向にあるが、ドローンの操作誤りによって、ドローン本体の損害だけでなく、農薬飛散や他人にケガを負わせる等の損害賠償義務を負うケースも懸念される。このようなケースに備え、農薬散布用ドローンにかかるリスクを包括的に保障する仕組みを開発した。
▽保障概要
(1)農薬散布用ドローンの墜落・接触・盗難等によって、ドローン機体自体に生じた損害を保障する。
(2)農薬散布用ドローンによる農薬飛散や接触事故等によって生じた他人への身体・財物への賠償損害を保障する。
▽特長
(1)農薬散布用ドローンの使用に伴い生じるリスクを、包括的に保障することが可能となる。
(2)契約加入後の事故の有無によって、契約期間ごとにドローン機体自体の保障に関する保険料の割引・割増を行うため、事故の少ない契約者に対しては、低廉な保険料負担での保障が可能となる。
▽引受保険会社
共栄火災

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