損保ジャパン日本興亜、ドライブレコーダー活用の個人向けテレマティクスサービスを提供

 損保ジャパン日本興亜は、ドライブレコーダーを活用した個人向けテレマティクスサービス「ドライビング!」の提供を3月から開始する。これまで培った同社の安全運転支援ノウハウを活用した、すべてのドライバーの安心・安全なカーライフを支える新しいテレマティクスサービス。同社の自動車保険に加入する個人顧客を対象に無料で提供する。3月から申し込みを受け付け、4月からサービスの提供を開始する(期間限定・先着5000台)。なお、このサービスは2017年9月末終了予定で、17年秋以降にリニューアルを予定している。
 自動車の安全性能向上等に伴い、近年自動車事故は減少傾向にあるが、高齢者や若年層など依然として事故率が高い世代もあり、ドライバー自身による安全対策は不可欠な状況である。こうした背景を踏まえ、運転歴の浅い人や運転に不安を覚える人、高齢者やその家族に安心を提供することは損保会社の使命と考え、デジタル技術を活用した新たな安全運転支援サービスを開発した。
 具体的には、「安全運転支援機能」や「緊急メール発信機能」を搭載した通信機能付き専用ドライブレコーダーにより運転中の安心をサポートし、運転後は「安全運転診断」や「視機能トレーニング」で運転技術をメンテナンスし、カーライフをトータルサポートする。
 同社はこれまで、専用ドライブレコーダーで安全運転を支援する法人向けサービス「スマイリングロード」や、スマートフォンを活用した個人向けカーナビゲーション&運転診断アプリ「ポータブルスマイリングロード」を提供し、デジタル技術を活用したテレマティクスサービスで約20%の自動車事故削減を実現してきた(スマイリングロードにおける実績)。
◆主な特長
▽多機能ドライブレコーダー
 前方衝突アラートや緊急メール発信機能(緊急時にサーバーへメール発信を指示する通知機能)を備えた多機能ドライブレコーダーを提供し、運転中の「もしも」をサポートする。
▽充実の運転診断レポート
 インフォグラフィック(情報、データを視覚化し、本質をわかりやすく伝えるもの)を活用した充実の運転診断レポートを提供。走行データから分析した顧客それぞれの運転特性に応じて、専門家監修のきめ細かい最適な運転診断・アドバイス・運転技術の同年代平均との比較を実施する。ドライバーの運転能力の変化が把握可能。
▽独自の視機能トレーニング
 運転に欠かすことのできない「視覚」に着目し、北里大学監修の視機能チェックおよび視覚と運転に関するトレーニングツールを独自開発した。自宅のパソコンを使い日々のトレーニングなどで自身の能力を自覚し、安全運転に役立てることができる。

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