SOMPOHD、米国シリコンバレーの研究機関等と自動車のAI・ロボティクス分野研究で提携

 SOMPOホールディングスは2月15日、米国シリコンバレーに拠点を置く研究機関およびインキュベーター(起業家支援を行う事業者)とパートナー契約を締結したと発表した。
 自動車を取り巻くデジタル技術が急速に進展するなか、SOMPOHDは、保険やその他関連サービスにおける新たな顧客体験価値の創造を目的として、自動車、AI(人工知能)、ロボティクス分野などにおける最先端の研究開発に参画するため、日本の保険業界ではじめてスタンフォード大学の研究機関「CARS」およびインキュベーター「Comet Labs」と提携した。
 この提携は、SOMPOHDが昨年4月に設立した、シリコンバレーにおいて最先端のデジタルテクノロジーに関する情報を収集するとともに、現地有力企業へのアクセスも担っている「SOMPO Digital Lab」を中心に推進する。
◆提携先の概要
▽「CARS」について
 教育機関、自動車やIT業界および政府機関から有能な人材を招き、人を中心としたモビリティの未来、人と機械がどのように効果的に共存するかを研究するために設立された機関。SOMPOHDは、この研究に参画することで、広く未来の自動車やモビリティに関する研究を行い、将来の保険のあり方や新たなサービスの創出等について検討を行っていく。
▽「Comet Labs」について
 AIやロボティクス分野のベンチャー企業を支援するインキュベーター。SOMPOHDは、機械学習やロボティクス分野のスタートアップ(新しいビジネスで急成長を遂げている企業)と自動車やモビリティを取り巻く各業界のリーダーを集めたアクセラレーションプログラム(ベンチャー企業に対し、その育成やビジネス拡大のために、資金や経営ノウハウの提供などを行い支援するプログラム)に参画することで、革新的なテクノロジーを活用した新たな保険商品やサービスの開発などを目指す。

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