三井住友海上、中国生命保険会社「信泰人寿社」の株式売却認可を取得

 三井住友海上は12月27日、保有する中国生命保険会社「信泰人寿社」の株式に関し、同社の大株主「北京九盛資産管理有限公司」との間で、全株式を売却することで合意し、16日付で中国保険監督管理委員会から認可を取得したと発表した。
 三井住友海上は、2010年4月に信泰人寿社の株式を取得後、非常勤取締役を派遣するなどして同社の発展に寄与してきたが、同社の当面の経営方針等を検討した結果、中国における生命保険事業ノウハウの取得において一定の成果が得られたことを踏まえ、保有する全株式を売却することにした。売却手続きは17年3月末をメドに完了する見込み。
 なお、三井住友海上が100%出資する現地法人「三井住友海上火災保険(中国)有限公司」、現地の大手保険会社「太平洋保険集団」との提携によって展開する、中国における損害保険事業については、従来どおり積極的な事業展開を目指していく。

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