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三井住友海上、体験型防災教育コンテンツ「HIRAQ(ヒラク)」を提供開始

三井住友海上は、3月11日より、地震等の被災時に周辺情報を基に自ら考え、行動する力を養う体験型の防災教育コンテンツ「HIRAQ(ヒラク)」※1を提供開始する。
同社は、本コンテンツの提供を通じて、お客さまの防災・減災教育や災害に強い社会づくりを後押しするとともに、保険本来の機能である事故・災害時の補償にとどまらない、新たな価値を提供していく。
※1:(制作協力)株式会社NHKエデュケーショナル、(監修)京都大学防災研究所矢守克也教授
1.背景
自然災害が発生しやすいとされる日本では、災害から命を守るために、災害発生の仕組みや社会と地域の実態を知り、備え方や災害発生時の対処方法を学ぶこと、さらにはそれらを実践する力を育む「防災教育」の重要性が高まっている。このような中、同社は、具体的な被災シナリオにおけるゲーム形式の体験型教育を通じて、自ら考え行動する力を養うとともに、多くの人が防災に向き合う機会を提供するため、本コンテンツを開発した。
<参考>文部科学省が掲げる防災教育のねらい※2
・災害時における危険を認識し、日常的な備えを行うとともに、状況に応じて、的確な判断の下に、自らの安全を確保するための行動ができるようにする。
・災害発生時及び事後に、進んで他の人々や集団、地域の安全に役立つことができるようにする。
・自然災害の発生メカニズムをはじめとして、地域の自然環境、災害や防災についての基礎的・基本的事項を理解できるようにする。
※2:(出典)内閣府防災情報「特集防災教育」
2.概要
本コンテンツは、実際に起こり得る3つの被災シナリオにおいて、それぞれの問いに向き合い、状況に応じて与えられる情報をヒントに、参加者同士が議論しながら解決策を考えるものである。
専門家が持つ防災知識を紹介することで、知識レベルに関わらず参加できる。
また、具体的な被災シーンにおいて想像力を働かせ、参加者同士の知識とアイデアを共有することで、実効性のある「防災知識の引き出し」を増やすよう、工夫している。その引き出しを多く持つことで、より良い判断を促し、自分だけでなく周りの命を救うことにも繋がる。
<シナリオの種類>
提供開始日:3月11日
・シナリオ
避難所生活:避難所生活の中でより良い運営を考える
・シナリオ
提供開始日:3月31日
緊急避難:大雨災害に遭遇し、一時避難先での対処を考える
帰宅困難:外出先で大地震に遭遇し、帰宅行動を考える
3.今後の展開
本コンテンツは、地域主催の防災イベントや中学校・高等学校での出張授業・ワークショップなどで展開していく。また、今後は、中学校・高等学校での授業展開において、学習指導要領に沿った指導案の作成を検討しており、教員の支援にも繋げていく。

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