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あいおいニッセイ同和損保、【国内初】大規模雹災発生時の被害車両の損害確認を自動化し、保険金支払いを迅速化

あいおいニッセイ同和損保は、大規模雹災発生時における保険金支払いの迅速化に向けて、カーディテイリング大手のマテックス株式会社(以下「マテックス社」)とともに、被害車両の損害確認を自動化する「ヘイルスキャナー」および修理期間を大幅に短縮できる補修方法「デント補修」を活用した雹災被害復旧スキームを、7月から国内で初めて構築する。
1.背景
近年、大規模な雹災が毎年のように発生しており、降雹被害を受ける車両が増加している。一方、保険会社では、保険金をお支払いするために損害確認業務を担うアジャスターが車両の損傷状況・範囲を確認・撮影して見積書を作成するため、車両1台あたり40分程度の時間を要している。また、雹災による車両の損害は広範囲に及び、補修にも時間を要すため、大規模な雹災が発生した場合、被害を受けてから保険金の支払いまでに時間がかかるケースがあった。
そこで同社は、雹災大国である豪州の先進技術を取り入れ、マテックス社とともに、被害車両の損害確認を自動化し、車両1台あたりの損害確認・画像撮影・見積作成を90秒で完結する「ヘイルスキャナー」および修理期間を大幅に短縮できる補修技術「デント補修」を活用した雹災被害復旧スキームを構築することとした。
2.概要
各社の役割
あいおいニッセイ同和損保:
・雹災被害による入庫件数が多いディーラー、大型販売店、大型整備工場を選定し、被災地への「ヘイルスキャナー」の派遣をマテックスに要請
・被害に遭われた多くのお客さまに迅速に保険金を支払うことで、被害からの早期回復を支援
マテックス:
・同社からの要請により、「ヘイルスキャナー」を被災地のディーラー、大型販売店、大型整備工場に設置
・デント補修技術者の派遣等を通じて、被災地での「デント補修」を実施
3.今後の展開
同社は、業務効率化や自動化などにより、さらなる保険金の迅速なお支払いに取り組んでいく。
また、被害車両の修理を担うデント補修技術者の確保と紹介ができる体制構築に向け、車両修理技法の研究と教育の専門機関であるあいおいニッセイ同和自動車研究所※において、デント補修技術者の育成講座を開講するなど、デント補修技術者の拡充にも取り組んでいく。
あわせて、豪州とは季節が逆という点を活かして、日本の雹災発生時における豪州からの人的支援についても取組んでいく。
※同社の関連会社で、自動車修理技術の研究や修理技術者の育成を担う研究機関。

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