損保ジャパン、乗合代理店と保険会社間で発生した保険契約情報の不適切な情報管理が発覚
損保ジャパンは、同社が代理店委託契約を締結している一部の乗合代理店において、顧客の契約情報を、顧客の了解なく他の乗合保険会社に共有している事案を確認した。
なお、現時点では、乗合代理店が代理店委託契約を締結している保険会社以外への共有や、保険募集以外での使用、センシティブ情報の共有は確認されてない。
1.事案の概要
保険契約の更新漏れ防止・保険契約手続きの早期完了などを目的に代理店内で同社の契約情報等をメール送信する際に、メールの宛先または写しに同社以外の保険会社担当者が設定されているケースが複数あることを確認した。
同様に、同社においても他社の契約情報等をメールで受信しているケースも確認している。
<情報共有していたお客さま情報(例)>
・契約の満期情報(契約者名、証券番号、保険始期、保険料等)
・契約締結後に生じた不備情報
2.対象となる乗合代理店数
268代理店(本日時点)
3.今後の対応
全乗合代理店に対して、当該情報共有を行わないよう徹底していく。
なお、本事案の発生原因や影響範囲などは現在調査中である。同社に送付されていた他の保険会社の契約情報について、これらの情報を同社が受領をしていながらこれまで対応を行わなかった点、同社社員(代理店出向者を含む)が当該情報共有にどのように関わっていたかなども含め、本事案を真摯に受け止め、今後全容把握を行うとともに再発防止策を実行していく。
また、調査を通じて本件の対象と判明したお客さまに対しては、公表等を通じて案内していく。