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あいおいニッセイ同和損保、気象災害に関わる課題解決を目指し降雹アラートサービスを6月から無償提供開始

あいおいニッセイ同和損保と株式会社エムティーアイは、気象災害に関わる課題解決に向けて、6月から降雹アラートサービスの無償提供を行う。
1.開発の経緯
近年、気候変動の影響等により、降雹による災害は増加傾向・社会課題化しており、被害軽減に向けた対策が急務となっている。一方、降雹被害の軽減には降雹を予測し、事前避難や被害回避策を講じる必要があるが、降雹をもたらす積乱雲は短時間で発達することが多く、精緻な予測が困難だった。
そこで、あいおいニッセイ同和損保とエムティーアイは、降雹の事前検知に関する共同研究を2022年より開始し、2023年には、共同開発した降雹予測ロジックをもとにした実証実験により、精微な降雹予測を可能とする降雹予測アルゴリズムを構築した。
これらの共同研究・実証実験の結果を踏まえ、あいおいニッセイ同和損保とエムティーアイは、降雹アラートサービス(以下、本サービス)の無償提供を通じて、ともに社会課題解決に取り組んでいく。
2.本サービスの概要
本サービスは、あいおいニッセイ同和損保が無償で提供しているcmapアプリ上で利用できる。以下の機能を通じ利用者へ降雹を事前に報せすることで、事前避難につなげていく。
①アラートサービス
降雹・ゲリラ豪雨が予想される地域において、当該地域を地点登録している利用者を対象に、最大30分前にアラートをプッシュ通知する。
②災害地域の可視化
降雹・ゲリラ豪雨の発生が予測されるエリアをcmapアプリの地図上で可視化する。
3.今後の展開
両社は、cmapアプリに搭載されている「地域のリスク」へ投稿された情報を活用し、災害の発生状況を分析することで、予測精度の更なる向上を図る。
また、あいおいニッセイ同和損保は、エムティーアイが培った気象事業に関する知見・ノウハウを活用し、お客さまの安全・安心や、資産保全に資する取り組みを展開することで、「CSV×DX(シーエスブイバイディーエックス)」を推進していく。
<今後の取り組み>
1.「あいおいニッセイ同和損保アプリ」との連携により、保険契約者向けの被害軽減等の新たな保険・サービスを開発・提供
2.建設業や農業事業者・レジャー施設等の天候の影響を受けやすい事業者に向けた被害軽減・BCPを目的としたソリューションサービスの開発・提供
3.自動車販売・修理事業者などの被害軽減に向けた管理車両の最適な退避策の検討

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