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アニコム損保、有限会社ワンラブと代理店委託契約解除が成立

アニコム損保は、このほど、アニコム損保と有限会社ワンラブ(以下、「ワンラブ社」)との間の代理店委託契約の解除が成立し、両社の代理店委託契約関係が解消された。
アニコム損保は、ワンラブ社に対する監査の申し入れを行い、ワンラブ社との間で協議を続けてきたが、特別代理店監査のとらえ方について見解の相違があり、代理店委託契約を基礎づける信頼関係が破綻するに至ったものとして、ワンラブ社から代理店委託契約の解除の申し入れがされた。ワンラブ社の接近事故に関し、アニコム損保から要請していた記録についてワンラブ社から提供を受けたものの、裏付け調査のために必要となるワンラブ社の店舗への往査やヒアリングなどの実地調査及び従業員様へのアンケートなどの調査のほか、誠実かつ顧客本位の経営管理体制の確認(ガバナンス監査)についても、アニコム損保からの依頼事項に協力がなかった。
アニコム損保では、ワンラブ社に対して、監査の続行のために中立な第三者による監査を提案したが、これも断られるに至っている。これらの点について同社で総合的に検討した結果、これ以上の実質的な監査の実施は不可能であると判断した。
同社では、保険代理店として保険業法上の登録を受けた兼業代理店は、保険業法の遵守状況はもとより、保険業と密接に関連する本業の法令遵守状況についても保険会社による監査を受け入れるべきと考えるとともに、代理店が保険会社の行う監査を受け入れることは、健全な保険業の遂行にとって重要であると考えている。
なお、同社ではワンラブ社の代申会社(主たる取扱保険会社)に対して、本事案及び同社との代理店委託契約の解除について通知するとともに、兼業代理店であるワンラブ社の本業における法令遵守の状況・保険代理店としての適格性やガバナンスを含む業務運営態勢に対して、本結果を踏まえた適切な監査を実施するよう要請している。
また、今回、当該兼業代理店が、保険会社であるアニコム損保の要求する代理店監査を受け入れられなかったことに関しては、今後、当局対応を含め適切に対応していく。

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