新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

あいおいニッセイ同和損保、サービス付帯型の発電インバランス費用補償保険を開発

あいおいニッセイ同和損保は、クールトラストが提供するO&M※1サービスを利用する太陽光発電事業者向けに、不足インバランス費用※2を補償する「発電インバランス費用補償保険」を6月より提供する。
※1:Operation & Maintenanceの略称、太陽光発電施設の運用および保守点検
※2:太陽光発電事業者が電力広域的運営推進機関(以下「OCCTO」)に提出した発電計画量に対して発電実績量が不足する場合に生じるコスト
太陽光発電事業者は、電気事業法および託送供給約款に基づいて毎日の発電計画量を前日のうちにOCCTOへ提出する義務を負っている。また、当日の発電実績量が提出した計画量に対して不足した場合、不足電力量に対してペナルティとしての性質を有する不足インバランス費用が発生する。不足インバランス費用は高額になるケースもあり、特に発電実績が気象状況に大きく左右される太陽光発電事業者にとっては大きな事業リスクとなり、太陽光発電事業への新規参入障壁の一つとなっている。
そこで、クールトラストは不足インバランス費用を最小限に抑えるため、できる限り精緻な発電計画を策定できるソリューションとして、AIを活用した発電量予測サービスを6月より提供する。
同社は、当サービスを利用したうえで発生した不足インバランス費用に備える「発電インバランス費用補償保険」を開発し、クールトラストが提供する発電量予測サービスに自動付帯する。
これらの取り組みを通じて、太陽光発電事業への参入障壁を解消し、国内の発電量に占める再生エネルギー比率を高めていくことで、カーボンニュートラルの達成を支援していく。
◆特長
①発電事業リスク低下
・発電量予測サービスを活用することで、不足インバランスの発生を抑制
・サービスに加入することで自動的に保険が付帯されるため、補償条件の事前調整や保険契約手続きなどの煩雑な手続きが不要となり、簡便に事業リスクを低減
・万が一の際の不足インバランス費用に備えることができ、より一層安心して太陽光発電事業に参入することが可能
②発電事業者の信用力強化
・需要家と電力供給契約を締結する際、不足インバランス費用への対策が図られていることを対外的にアピールすることで、需要家からの信用を獲得
③業務負荷軽減
・太陽光発電事業者が担っていた発電量予測業務を軽減

関連記事(保険業界ニュース)

生保

ソニー生命、「無解約返戻金型収入保障保険(無配当)」等を発売

生保

マニュライフ生命、『未来につなげる終身保険v2』を新たに東邦銀行で販売開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、中古EVバッテリーの二次流通促進に向け、MIRAI-LABOと資本業務提携契約を締結

損保

あいおいニッセイ同和損保、テレマティクス自動車保険アプリを活用した観光促進と交通事故削減に関する共同実証実験を開始

損保協会・団体

損保協会、損害保険会社に係る個人情報保護指針に基づく対象事業者4社に対する指導を実施

生保少短

第一生命、第一スマート、JR東日本、Suicaの体験価値向上に向けた共創の取組みを開始

生保

太陽生命、重度ガン前払特約の取扱いを開始

生保

太陽生命、益田信用組合を通じ、『長生きMy介護』の販売を開始

損保

三井ダイレクト損保、ANAの保険「明日へのつばさ」自動車保険提供開始

損保

損保ジャパン、マイルが貯まるANAの保険「明日へのつばさ」親介護保険の提供を開始