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東京海上日動、NTT東日本・トレンドマイクロとの協業によるサイバーセキュリティ分野の強化に向けた取り組みを開始

東京海上日動は、東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)及びトレンドマイクロ株式会社(以下、トレンドマイクロ)との協業により、サイバーセキュリティ分野の強化に向けた取り組みを開始する。
3社の共同出資によるリスクマネジメント分野における新会社を設立し、同社の保険代理店とすることで、被害の予防低減から、実際にサイバーインシデントが発生した際の対応、再発防止等に資するサービスの提供に加え、サイバーリスク領域のコンサルティングを一気通貫でお届けすることが可能になる。3社が持つ高度なサイバーセキュリティ分野の知見を活用して、今までにない新たな付加価値を提供し、増大化するサイバーリスクへの対応を強化することで、社会課題の解決を目指す。
1.背景
同社は様々な社会課題の中から、同社が特に解決に貢献できる4つの重点領域を定め、「社会課題解決のための4室」を設置し、取り組みを進めている。「サイバーリスク」についても重点領域のうちの一つに定め、2021年10月に「サイバー室」を設置して、サイバー関連の保険の開発・展開に加え、被害の予防・低減から実際にサイバーインシデントが発生した際の対応、再発防止等に資するサービスの提供を進めている。
一方で、サイバー攻撃の高度化や社会全体の急速なDXの進展に伴い、企業のサイバーリスクは増大の一途をたどっている。サイバー関連の有事に備えた保険サービスや、特殊詐欺犯罪に備えるニーズも高まっており、法人・個人のみならず地域コミュニティも含め、より専門性の高い様々なリスクマネジメントが求められている。
このようなニーズに応えるため、同社は高度なサイバーセキュリティの知見やサービスを持つNTT東日本及びサイバーセキュリティ関連製品の開発・販売実績のあるトレンドマイクロとの協業により、サイバーセキュリティ分野の強化に向けた取り組みを開始することとした。
2.取組みの概要
(1)新会社の設立
(2)サイバー領域に特化した保険代理店の創設
(3)サイバー分野における新たな商品・ソリューションの開発
同社・NTT東日本・トレンドマイクロは総合的かつ専門的なリスクマネジメント対策の提供により安心・安全の実現及び地域活性化に貢献していくことをめざしていく。

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