新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

あいおいニッセイ同和損保、愛和誼日生同和(中国)が自動運転企業Momentaと戦略提携を締結

あいおいニッセイ同和損保の中国子会社である愛和誼日生同和財産保険有限公司(以下、ADIC)は、交通事故低減ならびに自動運転対応の強化を目的に自動運転分野で独自の強みを持つMomentaと戦略提携契約を締結し、5月24日に提携セレモニーを開催することとなった。
現在、世界各国では特定条件下で完全自動運転が可能になる「レベル4」の実用化に向け、開発・研究が進められている。特に中国では、政府主導で自動運転技術の成長を促す政策が打ち出されており、一部地域において自動運転タクシーの実証実験や自動運転サービスの提供が始まっている。また、中国では自家用車だけでなく、ライドシェア車両やトラック等の営業・業務用車の台数も増加しているため、交通事故も増加傾向にある。
そこで、ADICとMomentaの両社は、車両安全サービスならびにリスク管理・低減の両面における好循環サイクルの創出を目指し、Momentaの「自動運転技術とモビリティサービス」、ADICの「テレマティクス領域における経験と事故低減ノウハウ」を活用したモビリティサービスの安全性向上、ならびに保険商品・サービスの研究・開発に取り組むため、今般、戦略提携契約を締結した。
●Momentaの概要
Momentaは2016年に中国で設立され、現在、中国・ドイツに拠点を置き、日本の企業とも業務を行っている。複数の世界有数の自動車メーカーなどからの戦略投資(総額12億米ドル超)を得ている世界最先端の自動運転企業であり、革新的なAI技術を通じて、より良い生活環境の創出を目指している。
Momentaは、交通死傷者数の大幅な削減、運転時間からの解放、ならびに物流とモビリティの効率化を目的として自動運転の普及に向けた取り組みを行っている。データ駆動型※1のアルゴリズム、量産自動運転※2と完全自動運転の製品戦略を大きな柱とし、異なるレベルの自動運転ソリューションを提供することで、より効率的な自動運転の規模拡大と安全・便利・効率的なスマートモビリティ社会の実現を目指して注力している。
※1 蓄積された大量のデータ分析の結果から、意思決定や次のアクションを導き出す方法
※2 高度な自動運転ソリューションで、さまざまなレベルの自動運転機能を提供

関連記事(保険業界ニュース)

損保協会・団体

損保協会、損害保険会社に係る個人情報保護指針に基づく対象事業者4社に対する指導を実施

損保

あいおいニッセイ同和損保、上智大学との連携講座「パラアスリートと考える障がい者スポーツと共生社会」を開講

生保

日本生命、企業の健康経営・人的資本経営を支援する新たなサービスの提供開始

生保

富国生命、慶應義塾大学医学部 がんゲノム医療センター長 西原広史教授とアドバイザリー契約を締結

損保

あいおいニッセイ同和損保、MS&ADインターリスク総研、早稲田大学商学部に提携講座を開講

生保

かんぽ生命、気候変動対応ETFの運用プロダクト選定・投資を実行

損保

MS&ADホールディングス、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保の 合併に向けた対応を発表

損保

あいおいニッセイ同和損保、2025年4月入社アスリート3名を採用

損保

あいおいニッセイ同和損保、所属の競泳2選手が世界水泳選手権の日本代表に決定

損保

三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保、金融庁により行政処分(業務改善命令)