損保ジャパン、「薬剤(商品)補償制度」の提供開始
損保ジャパンと日本薬剤師会は、薬局経営を取り巻くリスクに対処するため、日本薬剤師会の会員を対象とする各種団体保険制度を運営している。このたび、薬剤の物的損傷を幅広く補償する「薬剤(商品)補償制度」を創設し、会員薬局の薬剤在庫の損傷を補償する制度の提供を2月から開始する。
世界に先駆けて超高齢社会が到来した日本においては、高齢者施設の増加や在宅介護の増加などに伴い、訪問服薬指導のニーズが高まり、薬剤を薬局外へ持ち出す機会が増加している。また、薬局には冷凍・冷蔵保存が必要な薬剤もあり、温度設定ミスや停電などを原因として、保冷庫内の高価な薬剤を損傷させてしまうリスクもある。
薬局外や保冷庫の事故による薬剤の損傷は、一般的な火災保険では補償されないことから、薬局にとって真に必要な補償を検討し、それらを幅広く補償する「薬剤(商品)補償制度」を創設した。
年間保険料4800円(保険金額100万円)から加入できるので、わずかなコスト負担で新たな補償を得ることができる。