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東京海上日動、再生可能エネルギーファンド創設に向け新会社を設立

東京海上日動は、9月1日、再生可能エネルギーに投資するファンド創設に向けて、賛同するパートナー企業と共に「Zエナジー株式会社」(以下 新会社)を設立した。
地球温暖化・気候変動を背景に、世界各国で脱炭素化に向けた動きが加速する中、政府は温暖化への対応を成長の機会と捉え、2020年12月に「グリーン成長戦略」を公表するなど、今後あらゆる産業で脱炭素化に向けた取組の進展が見込まれている。
同社は、事業を通じて社会課題の解決に貢献することを目指しており、地球温暖化・気候変動という重要な社会課題に対しても、再生可能エネルギー(以下 再エネ)向けの保険商品やリスクコンサルティングを提供することで、脱炭素化に向けた取組を支援してきた。
上記の取組みに加え、今般、三菱UFJフィナンシャルグループおよび三菱UFJ銀行が推進する「再生可能エネルギーに関するファンド創設」に賛同し、他のパートナー企業7社とともに、同ファンドの事業運営を行う新会社の設立について合意した。金融機能を活用することで、再エネに関するプロジェクトが一層拡大し、また投資が促進され、再エネ市場の拡大につながるものと考えている。
本ファンドでは、再エネ電力を「つくる」ことに加え、再エネ電力の「小売」、パートナー各社および関係先において再エネ電力を「つかう」ことまでを、一気通貫で行う。各パートナー企業は、新会社への出資を行うとともに、自社のノウハウ・ネットワークを最大限活用して、本ファンドの創設・運営を支援する。
東京海上日動は、「ファンドの事業運営にかかるリスク調査及び保険商品等を通じたリスクヘッジ手法の検討」、およびグループ会社の東京海上アセットマネジメント株式会社が長年手掛けてきた「再エネファンドにかかる運営ノウハウの提供」を通じて、再エネの普及に貢献していく。

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