損保ジャパン、AIを活用した新たな代理店システム「モバイル!SOMPO」導入
損保ジャパンは、AIを活用した、スマートフォン対応の代理店営業支援システム「モバイル!SOMPO」を全国約5万3千店の代理店向けに開発し、2月に提供を開始した。
損保ジャパンは、「最もお客さまに支持される損害保険会社」を目指し、絶えず進化していくための重点取組みの一つとして「デジタル技術の活用」を掲げ、デジタル技術とヒューマンスキルの融合により、お客さまの体験価値の向上に取り組んでいる。
この取組みの一環として、2019年10月から、AIを活用した「情報検索」と代理店・営業店間の照会応答履歴を蓄積する「ナレッジ共有」という機能をもつ「教えて!SOMPO」を提供しており、代理店が情報を検索する手間と時間を削減し、高い評価を得ていた。
このたび、代理店からの要望を踏まえ、スマートフォン向けにデザインを最適化した新たな代理店システム「モバイル!SOMPO」を開発した。
◆「モバイル!SOMPO」の機能概要
(1)AI検索機能
代理店が入力した質問内容に対して、過去の膨大な質問を機械学習したAIが最適な回答候補を提示する。検索の利便性を向上させるために音声入力機能も搭載している。
(2)照会回答ワークフロー機能
AIが提示した回答候補で代理店の疑問が解決しなかった場合は、損保ジャパンの営業店に対してシームレスにスマートフォン上で問い合わせることができる。
問い合わせ内容は、代理店および損保ジャパンの営業店で共有されるとともに、回答完了後、AIがその内容を自動で機械学習し、「モバイル!SOMPO」の検索精度が向上していく。
(3)代理店向け動画配信機能
本社部門が制作する動画コンテンツに加え、損保ジャパンの営業店が地域やマーケット特性を踏まえて独自に制作する動画コンテンツを代理店へ公開することができる。
代理店は、業務の隙間時間などを利用して、スマートフォンでこれらの動画を視聴することで、営業活動に有益な情報をタイムリーに取得し、損保ジャパンの商品・サービスの提案スキルを効率的に高めることができる。
(4)お客さま向け動画配信機能
ウィズコロナ時代における非対面・非接触・ペーパーレス等の多様なニーズに応えるため、テレビ会議システム等の新たなコミュニケーションツールを活用したオンライン募集の機会も増えている。
代理店は、損保ジャパンの公式YouTubeチャンネルで公開している商品・サービスのプロモーション動画等を、保険募集の前後に電子メールやSMSで補足情報としてお客さまに送ることができる。
お客さまは、好きな時間・場所で、動画を何度でも視聴でき、商品・サービスへの理解を深めることができる。