損保ジャパン、社員の健康状況を「見える化」
損保ジャパンは、社員一人ひとりの健康的な生活を支援する取組みの一環として、社内向けに「健康経営ダッシュボード」を新たに導入した。本ダッシュボードは、健康関連データを「見える化」することで、社員の健康に関する「自己管理」と、企業による「予防支援」をテクノロジーで両立させ、個々に最適化された健康増進の実現を目指すものである。
1.「健康経営ダッシュボード」の導入
損保ジャパンでは、これまで収益や事業基盤に関する指標・推移を中心に全社員に公開してきたが、この度、新たに「健康経営ダッシュボード」を新設し、社員の生活習慣(運動、食事、睡眠、飲酒、喫煙など)や健康アンケートの結果を集約・可視化した。これにより、社員は全社やエリアごとの性別・年代別の傾向を客観的に把握することが可能となり、社員の主体的な健康管理を促進する。
さらに、人生100年時代を見据え、社員の歯の健康維持を支援するため、歯科の通院状況に関する健康アンケートの結果もダッシュボードに掲載した。ダッシュボード上で、健康保険組合が提供する無料歯科健診の案内も確認できるため、社員の予防意識向上を促進する。
2.健康増進施策の実施
損保ジャパンでは、毎年10月を「健康月間」と位置づけ、社員が健康づくりを始めるきっかけとなるよう、さまざまなコンテンツを提供している。今年度は、SOMPOグループとして初めての横断ウォーキングイベントを全役員参加のもと開催し、参加者数の増加とグループ間・社員間のコミュニケーション活性化を実現した。
さらに、「健康経営ダッシュボード」内に特設ページを開設し、全国のビルごとの参加人数やランキングの進捗状況を定期的に更新することで、社員の参加意欲を高めた。加えて、参加者全員の歩数合計が地球一周するごとに能登地域へ寄付を行う企画※1も実施し、その結果、参加者3,110人の総歩数は383,170千歩(地球約6.7周分)※2に達した。この歩数に応じて能登地域へ寄付を行い、被災地支援と社員の社会貢献意識の醸成に繋げている。
※1 SOMPOグループ社員がメンバーとなるボランティア組織「SOMPOちきゅう倶楽部」では、ボランティア活動等への参加を通じて、日常の業務では見えない世界や知らなかった社会課題を知り、その課題の解決のために自発的に行動を起こす社員の輪を広げることを目指して約30年間活動を継続している。現在はSOPMOグループ全体で活動している。
※2 SOMPOグループ全体では、参加者6,086人、総歩数719,349,723歩(12.57周)
3.今後の展望
2026年3月を目途に、社員の健康への関心をさらに高めるため、健康診断の予約・受診状況やオプション内容を可視化する機能を追加する予定である。これらの取組みを通じ、損保ジャパンは「安心・安全・健康であふれる未来へ」というパーパスのもと、社員一人ひとりが心身ともに健康で、いきいきと活躍できる環境づくりを一層推進していく。
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