MS&ADホールディングス、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、MS&ADホールディングス商号変更および三井住友海上火災保険株式会社とあいおいニッセイ同和損害保険 株式会社の合併新会社の商号決定ならびに合併に向けた協議状況を公表
MS&ADホールディングスグループの中核損害保険会社である三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は、2025年3月28日の公表内容に基づき、合併に向けた協議を進めている。9月30日、株主総会の承認、および関係当局の認可等が得られることを条件に、中核損害保険子会社の合併に伴い変更となる同社の商号等および合併新会社の会社概要等について決定した。
【2027 年4月1日以降(予定)】
●MS&ADインシュアランスグループホールディングス→変更 三井住友海上グループ(予定)
●三井住友海上 火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険→決定【合併新会社】三井住友海上あいおい損害保険(予定)
●三井 ダイレクト損害保険→変更 三井住友海上 ダイレクト損害保険(予定)
(1)同社の商号等
・同社の商号は、合併に伴い傘下の中核損害保険会社が「MS&AD」の併存関係ではなくなることから変更する。新商号は、さらなるブランド力の向上のため、グループ統一ブランドとして、海外でも通用する名称を志向して選定した。
・あわせて、グループ経営の強化の観点から、同社の本店所在地を移転する。
①同社の商号(使用開始予定日:2027年4月1日)
株主総会の承認、関係当局の認可等が得られることを条件として、次のとおりとする。
三井住友海上グループ株式会社
(英文名称:Mitsui Sumitomo Insurance Group, Inc.)
②同社の本店所在地
グループ経営体制の強化を目的に、新会社と同一の本店所在地とする。
東京都千代田区神田駿河台三丁目9番地
(2)新会社の「会社概要」
・新会社の商号は、三井住友海上およびあいおいニッセイ同和損保が有する強固な顧客基盤とともに築き上げてきた既存のブランドをベースとすることがお客さまにとって誤解がなく、安心いただける選択であると考えられること、また、「呼びやすく、書きやすく」「検索しやすい」といったお客さまにとってのわかりやすさ、親しみやすさの観点から、可能な限り短いものとすることを考慮して選定した。
・存続会社、本店所在地等は、経済合理性を考慮して決定している。
①新会社の商号(使用開始予定日:2027年4月1日)
株主総会の承認、関係当局の認可等が得られることを条件として、次のとおりとする。
三井住友海上あいおい損害保険株式会社
(英文名称:Mitsui Sumitomo Aioi Insurance Company, Limited)
②存続会社
三井住友海上を存続会社とする。
③本店所在地
存続会社の本店所在地を継承し、次のとおりとする。
東京都千代田区神田駿河台三丁目9番地
④資本金
存続会社の資本金を継承し、1,395億9,552万3,495円とする。
(3)グループ各社の商号
グループ各社の商号は、「三井ダイレクト損害保険株式会社」を「三井住友海上ダイレクト損害保険株式会社」に変更するなど、グループ経営体制の強化を示すことを目的として統一ブランドに沿ったものとする予定である。今後、各社における所定の手続きを経て決定する。
2.2030年度に目指す姿
同社グループのMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)実現のための2030年度に向けた取組の概要は次の方向で検討を進める。
(1)グループの目指す姿
①取組姿勢
・ 新会社は、保険本来の価値提供を追求し、「お客さまから最も選ばれる保険・金融グループ」となることを目指して取り組む。その取組を礎として、グループは、お客さまの大切な未来を託してもらうために、不確実性が増す時代において、変化を見通し社会のリスクを解決する、「リスクに挑み、世界をリードする」存在となる。
・ 世界に広がる事業基盤を通じ、最適な安心・最高の体験・最先端のソリューションを提供し、活力ある社会の発展と地球の健やかな未来に貢献する。
②定量目標
2030 年度に「7,000億円」、将来的に「1兆円」の還元ベース利益を目指す
③グループ経営の強化
a.戦略策定機能の強化
b.ガバナンスの強化
(2) 目指す姿の実現に向けた新会社の取組(国内損害保険事業)
・国内損害保険事業は、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保の強みを融合・拡大し、規模に見合った利益を安定的に創出する「グループの中心となる事業ドメイン」と引き続き位置付ける。
・事業基盤の拡充と継続的な挑戦を通じて、ステークホルダーの期待に応える収益創出と市場拡大を実現するため、新会社は、グループの目指す姿に沿って、以下を中心とした取組を進める。